最近は医師の働き方改革と言うものが語られ、残業時間の制限や有給休暇を取れるなど良い時代になってきました。私が若手の頃はそんな考え全くなく、そもそもタイムカードでの勤務管理も残業代もありませんでした。夜間も休日も緊急手術があれば呼ばれ、患者が急変したら呼ばれと全てを診療に費やしてまともに休めるのは夏休みの数日だけでした。しかしそのおかげで多くの経験を積むことが出来て今に生きているので良かったと思っています。


今までの医療はある意味私のような医者の犠牲を元に成り立っていた側面は否定できないのでこれからは厳しい時代が来るのではないかと思います。これから医師となる人のレベルや責任感が働き方改革で良くなるはずはないと思いますし、医療福祉の財源も厳しくなるでしょうし私が歳をとった時にどうなってるか心配ではあります。