「八日目の蝉」 角田光代 | なごやふるらいふ

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さすらいのサラリーマン同士の旦那はんとふたり暮らし。
引っ越しが多いので、その土地での食べ歩きや、住居のインテリア考えるのが好きです。
2022年11月から、東京と高松での二重生活を始めました。

身近な場所を舞台にした話を読んでみたいなと思って

これを選びました。



子供を持たない絶望から、不倫相手の子どもを誘拐して、逃げながら育てる。

そんな中、もっとも穏やかに暮らした場所として、小豆島が描かれています。


結局はそんな暮らしを続けることなんて出来ない悲しみ。

優しいママだった人は悪い人だったと知らない大人たちに言われ、噂を立てられる子どもの苦しみ。


その後も上手く生きられない日々の中、もはや戻れない場所と思ってきた小豆島ながら、

気持ちに整理をつけるため島へ向かい、穏やかな海の豊かさに包まれる情景に癒しを感じました。


小豆島を舞台にした話は結構多いので、また探して読もうと思います。

「からかい上手の高木さん」もあるしね。