身近な場所を舞台にした話を読んでみたいなと思って
これを選びました。
子供を持たない絶望から、不倫相手の子どもを誘拐して、逃げながら育てる。
そんな中、もっとも穏やかに暮らした場所として、小豆島が描かれています。
結局はそんな暮らしを続けることなんて出来ない悲しみ。
優しいママだった人は悪い人だったと知らない大人たちに言われ、噂を立てられる子どもの苦しみ。
その後も上手く生きられない日々の中、もはや戻れない場所と思ってきた小豆島ながら、
気持ちに整理をつけるため島へ向かい、穏やかな海の豊かさに包まれる情景に癒しを感じました。
小豆島を舞台にした話は結構多いので、また探して読もうと思います。
「からかい上手の高木さん」もあるしね。