全6冊の太作、2月中かかったワ。
大雪の日の夜、中学生が学校の屋上から転落死。
自殺とされるものの、殺した人物が誰かを書いた「告発状」が送られてきた。
動揺する気持ちを鎮め、真相を探るため、同級生たちが課外活動という形で学校内裁判を行い、検事と弁護人に分かれて激論する、という話。
中学生がここまで事件を調べて、証人を探し、激論かわせるか、ということはおいといて。
誰かを裁くことの重みを感じて、本物の司法とはなんと深い仕事なんだ…と読みながら時にどよんとしてました。
事件の背景には、学校を取り巻く問題もみえ、とにかく大作。
結末もなかなか痺れました。
実は、この本に杉村三郎が出てくると別の本で知り、それを目当てに6冊読み進めたのだけど、
どうやら最後にスピンオフで書かれていたらしく、
しかもその部分はオーディブルにはなかった…
私にとっては、これが一番の大どんでん返し。
この部分は紙の本で読みます…