私たちが何かを判断するとき、ふたつのやり方があります。
① 定性的な判断
② 定量的な判断
この二つです。
① 定性的な判断
とは「長い」「太い」「暑い」といった性質を語る判断です。
一方、
② 定量的な判断
とは「100cm」「100kg」「35℃」といった数値で語る判断です。
たとえば、筋トレを例に挙げます。
筋トレに限らず、何をするにしても、モチベーションを維持するのは大切なことです。
筋トレの場合、モチベーションを保つ道は二つあります。
ボディービルディング
パワーリフティング
のいずれかです。
実際に大会に出なくとも、どちらかを目指すと、やる気が出ます。
ボディービルディングは、現代風に言うと、ボディメイクです。
身体づくりを目指します。
パワーリフティングは、BIG3と呼ばれる三つの種目の合計拳上重量を競います。
ちなみに、BIG3とは、
胸筋力を競うベンチプレス
背筋力を競うデッドリフト
脚力を競うスクワット
の三つを指します。
この三種目の合計重量を競うのが、パワーリフティングです。
オリンピックにも登場するウエイトリフティングとは別物です。
パワーリフティングは、オリンピック種目ではありません。
話が脱線しましたが、筋トレは主に、
ボディービルディング
パワーリフティング
の二つのルートがあるということです。
そして、この二つは全く正反対の審査方法を採用しています。
すなわち、
ボディービルディングは、定性的な判断を採用しています。
パワーリフティングは、定量的な判断を採用しています。
ボディービルディングというと、ギラギラマッチョのビキニパンツを連想して、あまり良い印象を持たない方もいるかもしれません。
でも、現在ではフィジークという、もっとお洒落な感じのコンテストもあります。
ちなみに、フィジークの審査基準は、まさかの不明です。
審査基準が公開されていません。
なんとなくいい感じ![]()
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これが審査基準であるとさえ言われています。
審査員の審査シートはブラックボックスなのです。
つまり、定性的な判断をしているということです。
胸囲~cmなら10点!
とか、そういう審査はしていないのです。
一方、パワーリフティングは、定量的な判断をする競技です。
ペンチプレス100kg、スクワット130kg、デッドリフト170kgなら、合計400kgということになります。
結果が数値化されるのです。
これが定量判断です。
数値で表現できる判断です。
定性と定量のどちらが優れているか、という話ではありません。
二つあるよ、と言いたいです。
どちらか一方に偏っているのなら、普段はあまりしない判断をしてみてはどうですか、という提案です。
単純に頭の体操になります。
「暑い~~」
そう思ったなら、実際に気温が何度あるかを調べてみるのです。
「38℃かよ。死ぬ~~」
こういう具合です。
数値化できるなら、なるべく数値化した方が記憶に残ります。
練習してみると、定性と定量のあいだを行ったり来たりできるようになります。
そうすると、いろんな場面でアイデアにつながったりするものです。
しかも、
「ちょっと私、かしこくなったんじゃない?」
と勘違いすることもできます。
一石二鳥か一石三鳥くらいの効果があります。
雑談力も上がります。
ちょっとした会話で相手が定性的なことばかり言っているときに、定量的なことを言うと頭がよさそうに見えます。お得です。
(やりすぎると、うざがられますので、ご注意を)
ぜひ、お試しあれ。
