大切なのは、質なのか、量なのか。
ニワトリが先か、タマゴが先か――の議論と同じくらい語られている話に、質と量の話があります。
質を高めるから、量をこなせるようになるのか。
それとも、量をこなすから、質が高まっていくのか。
ニワトリとタマゴの話は決着がつきませんが、でも仕事に限って言えば、質と量の話には決着がつくのです。
質は量に変化しませんが、量は質に変化するからです。
たとえば、仕事の質って、なかなか素人に分かるものではありません。
素養のないものについては、人間って、判断がつかないものです。
私には絵画のことが全く分かりません。
だから、たとえばピカソの絵の価値が分かりません。
そのうち分かるようになりたいところですが、私には、ピカソの価値が分からないのです。
素人には、仕事の質が分からないのですね。
ところが、仕事の量なら分かります。
ピカソは91歳で亡くなるまでに、15万点近い作品を造り上げたそうです。
15万点とは、どのくらいでしょうか。
生まれた瞬間から、つまり赤ちゃんの頃から、創作活動を始めていたと仮定してみます。
すると、91歳で亡くなっているので、
150,000÷91≒1,648
1年間に1,648個も作品をこしらえているのですね。
絵のことが全く分からない私でも、これならピカソの凄さがわかります。
量というのは、素人でも分かるのです。
ですから、まずは量から始めるといいと言われています。
ということで、私も量から始めたいな、と思います。
仕事の質を判断することはできませんが、量なら分かるからです。
大事なのは、ピカソは世界で一番有名な芸術家だということです。
つまり、仕事の質も高かったということです。
質は量に変化しませんが、量は質に変化するのです。
まずは、量をこなすことから始めてみよう。
