ロケットを発射するとします。
ドゴーンと、打ち上げます。
打ち上げられたロケットは、どうなるでしょうか。
少しずつ、部品を切り離しながら、どんどん高く打ちあがっていくのです。
第一段階では部品を一つ、第二段階では部品をまた一つ、と少しずつ切り離していくのです。
切り離していかなければ、遠くまで飛べないのです。
荷物を持ったままでは、大気圏に突入する前に墜落してしまうのです。
身軽にならなければ遠くまで飛べないのです。
大事なのは、ここからです。
どうして途中で捨てなければならないのに、積んでおく必要があるのでしょうか。
要らないのなら、はじめから積んでおく必要など無いはずです。
はじめから身軽な方が高く飛べるのに、と思います。
そうではないのですね。
打ちあがる瞬間には必要だったのです。
途中で要らなくなるにもかかわらず、はじめに積んでおくのは、それが必要だからなのです。
打ち上げの瞬間には必要だったのです。
だから、はじめに積んでいるのです。
しかし、最初に必要だったからといって、最後までとっておく必要はありません。
はじめに必要だった、ただそれだけなのです。
役割を終えたなら、捨てていいのです。
いや、捨てるべきなのです。
捨てなければ身軽になれないのです。
身軽にならなければ、遠くまで飛べないのです。
でも、はじめから身軽である必要はないのです。
むしろ、はじめのうちは重装備でも構わないのです。
重装備で構わないのは、はじめの段階では、それが必要だからです。
まず打ちあがることが大切だからです。
打ちあがったら、別のステージに突入するのです。
大気圏に突入するのです。
大気圏に突入したら、打ち上げ時に必要だったものが要らなくなることがあります。
その時は、それを捨てていいのです。
むしろ、捨てなくてはならないのです。
身軽になることが、次のステージにとって必要なことだからです。
繰り返しになりますが、次にとって必要なことが、今いるステージで必要であるとは限りません。
逆のこともあるでしょう。
重装備でなければならないこともあるでしょう。
それでいいのです。
重たい荷物が必要な時期もあるのです。
いつか、それが必要なくなる時が来ます。
その時に捨てれば、いいのです。
打ち上げる時と、遠くまで飛ぶ時とでは、必要なものが異なるのです。
大切なのは、自分の直感を信じることです。
流行りの断捨離に惑わされて、無理して捨てまくる必要はないのです。
もっと自分を信じてもいいのです。
