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名古屋の経営コンサルタント「MPC」代表原田の言いたい放題

おはようございます。


基本、傘を差しません。僕の周りは晴れています。原田です。


ブログを見ていたら


下の方に良く広告が出てきます。


踊る「節税」の文字もじモジ


試しにクリックしてみると・・・


核心部分は要問合せ!


まあ、最近のWEB広告にありがちですわ!


「税理士では教えてくれない!」

とかさ

「一般の法人保険とは違う!!」

とかさ


ふ~ん


と思って


僕らが知らないテクニカルな事がもしかしたらあるかな~


なんて


実は微塵も思っていないので


この、ブログの読者さんには


教えちゃいましょう!


彼らが言う


マル秘!節税テクニック!!



原則、会社が利益計上をしていたとします。


掛け捨てではない


しかも、経費算入できる保険に加入します。


解約返戻金があるタイプね♪


解約返礼率が90%以上の保険はごろごろあるし


損金算入できる保険を選んで


一時払いで保険に加入する訳ですよ


すると


仮に500万円利益出ていたとして


法人税率が約40%とすると


普通に申告していたら


200万円の税金を納めるわけ



ここで


200万円の一時払い保険に加入して


それが1年後の解約返礼率が90%


損金算入額が50%


とすると


納税金額は160万円となり


40万円の節税っていう訳


1年後に保険を解約すれば


180万円解約返戻金があるので


20万円損しても


普通に申告してたら200万円の納税


保険に加入することで


納税160万円+保険解約損20万円=180万円


ということで20万円得するね~


みたいな話。


それじゃ


財務が解っている人だったら


保険解約した時にも


その返戻金に対して課税されるんだよ!


って言われますね!!


そうなんですよ


だって、保険屋さんはそれが目的だもん。


また、来年同じことやるのさ~


あなたの会社に赤字がでるまで!!



そして、ここからは


そう、WEBに書かれていないこと


さっきのここからはお問い合わせ!ってことバラシます!


保険の解約返戻金は課税がされます。


正確には返戻金によって会社に利益が残ればです


しかし


期中で保険を売っちゃいます。


売買するのです。


しかも簿価で。


社長さん個人でいいのですが。


さっきの話もう一度読み返してください。


会社にとって経費算入できるのは保険料の50%


200万円の保険に加入すれば


会社の経費(損金)は100万円ですが


会社の資産簿価も100万円なんですよ。


だから、期中で社長さんが100万円会社に払って名義変更しちゃうんですね


そうすると


社長さんは1年後その保険の解約返戻金が180万円になって返ってくるので


社長さん80万円儲かっちゃう??って話??





お~すげ~!!って思ったあなた


要注意!!


会社は


納税160万円+保険売却損(200万円払って100万円戻ってきたという意味)100万円


260万円の出費


普通に納税していたら200万円だったのに!


60万円多いじゃん!


でも社長の懐、潤ったからいいか~


ボーナスもらったみたいだし~



ってなのが、カラクリ♪


まあ、他にも細かいことはあるんだけどね


長くなっちゃうから


簡単に書いてもこんなに長くなっちゃたし



だからね


税理士さんが教えない訳だし


勧めない訳なんですよ。



いまどき


節税なんて実は存在しないし


「延税」か「脱税」を税理士さんや僕たちコンサルが


クライアントの事を思って


勧めるはずがない!



無論、リスクヘッジのための本来の趣旨の保険は必要最低限


加入するべきだとは思いますけどね~