「ベルリン・天使の詩(うた)」 | とある塾経営者のひとりごと

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ヴィム・ベンダース監督サングラスの名作映画映画「ベルリン・天使の詩」をご存知ですか?

古い映画になるのか1987年の公開だそうです。
(だんだん自分が歳をとっていくもみじのが分かります)

映画の中で主人公はもちろん天使です。
天使なんだけど「おっさん」なんですね。
もちろん見かけはおっさん(オジ様とか言い直そうかな)なんですが、やはりそこは本物の天使なんです。

電車の中で心の中で「不安な気持ちショボーン」で苦しんでいると、天使は横にやってきて、不安に悩む人の悩みを聴き、最後に「大丈夫だよ」と心の声で応援してくれます。

そして不安な人は立ち直って、生きていくというお話。
街の中にはネガティブな気持ちで悩んでいる人が沢山いますので天使は休む暇もありません。
天使はベルリンの街で、人々を励ますために頑張っています。
(ネタバレなのでこれくらい……本当は昔の映画だから忘れてしまいました)

「まだ、やれる。大丈夫だよ」

心の苦しい時、この映画の存在(天使)を思い出すと、少しだけ気持ちが楽になります。


ASDの人もそうでない人も、誰かおねがいに話を聞いてもらいたいと思っています。

爆笑一番いいのは…
「天使が心の中にいる」事。
自分を励ます術ができてますね。

ニコニコ次にいいのは…
「誰かに話を聞いてもらえる環境」がある。
家族、友達、カウンセラーなど、あなたを理解した人が親身になって寄り添ってくれる。

ショボーン困るのは…
「話を誰にも聞いてもらえない」
「共感してもらえない」
「解決しない」

ムキーそして一番苦しいであろうは…
「言葉にできない」
(暴力などでのアウトプット)

この仕事をしていると昔に面倒をみていた生徒さんから「こまったよーガーン」と電話があります。
(その子には「困ったらいつでもいいから電話してね」と言ってあるので当然です)

それで良いのだと思います。

人間は彫刻のように「完成」をしません。

揺らぎながら、何かを頼りながら、生きていって良いのだろうと思います。
生きているとは、不完全で未完成なんですね。

そして杉浦は「おっさんでも天使になれる」夢を捨てきれないまま今日を生きています。

「ベルリン・天使の詩」
寒い日雪夜にオススメの一本です。


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