同じ書類を4回点検させられて… 

筆者は下から上がってきた書類を点検することがあるのですが、先週から同じものを4回も点検しました。1度目に何箇所もあるミスを指摘、訂正するように指示しました。次の日も同じものを点検しましたが指摘したミスが一部がまだ直っておらず、また指示しました。次の日も同じものを見ました。ミスが直っていないどころか新たなミスがありました。4回点検してもまだ完全ではなく…、まあ、相手を怒りはしませんでしたが、徒然草の一節を思い出したのです。





ミスを根絶するための大切な心掛け 

「ミスをなくそうと思うならば、常に誠意を持って事に当たり、相手によって態度を変えず、礼儀正しく接することである。あらゆる失敗は、自分がそのことに慣れているように振る舞い、得意げな様子をして、人を侮り、軽んずることから起こるのである。」

(第223段)



その人の本質は失敗したときにわかる 

筆者は失敗するのが嫌いです。ミスをしたら信用を失うばかりか、時間も労力も奪われるからです。しかし、人となりとはミスをしたときにわかるものだということも知っています。


失敗したときにその人が誠意をもって対応に当たる場合はより信用を得られるます。反省と向上が感じられるからです。反対に言い訳したり、逆ギレしたり、軽く流したりすると、その人の本質が晒されて、信用がなくなります。


筆者はこの徒然草や秀吉と明智光秀との違いを知ってから仕事でミスをしなくなりました。


今日何度も失敗していた相手にも☝のことを教えようかと…迷ってしまいましたが…言いませんでした。何故なら更に印刷ミスやらなんやらしていたので…、結局放っておくことにしました。(なんじゃそりゃ…)