ランダムの法則を3つ挙げてみました。
ランダムの第一法則:この世界にはランダムなものがある。
ランダムの第二法則:絶対に予測のできない出来事がある。
ランダムの第三法則:ランダムな出来事は単独では予測不可能だが、多数をまとめる
と予測が可能になる。
この三つの中で三番目が直感的に分かりにくいかと思います。しかし、具体例を考えてみると腑に落ちます。
例1 熱力学
容器の中に、ある気体の原子が充満しているとします。このとき、個々の原子の動きはランダムですが、すべての原子をまとめた場合の動きは状態方程式や熱力学第一法則などで予測可能となります。
例2 インデックス投資
アクティブ投資とは異なり、インデックス投資は複数の銘柄を組み入れて運用されているので、市場の動向が見やすくなります。
ランダムなことは避けたいものですが、どうしても避けられないときは、できるだけ大きな単位でくくってみると予測が立ちやすくなるかもしれません。