なごしん映画部


たとえば「これってランボーでなくてもいいんじゃ・・・」
とか「ストーリー無くない?」
とかっていうのは観終わってから思うことであって
観てる間はとっても楽しかったです。

とにかく始まってすぐに開幕するウルトラ残酷ショー。
地雷で吹っ飛ぶ手足。
ナタでサクッと・・・
20mm機関銃でまっぷたつ・・・
逃げ惑う囚われの女たち
容赦なく襲い掛かる飢えた兵士たち
「エクスタミネーター」に興奮した世代にとっては
堪えられないシーンの連続。

これって作り手のマインドはVシネと同じだと思うし
観て喜んでる方もおなじ。
彼女のいないさびしい男の夜を彩る血と暴力とエロの世界。

ランボーというシリーズがあってこそ実現したはちゃめちゃなこの映画こそ
僕の愛するVシネの心をもったハリウッド映画なのです。

by sinchan
なごしん映画部


たぶんこの映画の感想として
誰もがまず口にするであろう
アンジェリーナ・ジョリーがかっこいい
っていうのはこの際おいといて

映画のつくりとしては
細かいカット割りとがんがん進むストーリー
まるで全編CMみたいなあわただしい印象ですが
コミックが原作ってことで
リアリティとか野暮なことは言いっこなし
っていう潔さは確かに爽快です。

頭をからっぽにして爽快に楽しみたいときには
うってつけの映画じゃないかと思います。
ただ、こういうがちゃがちゃした映画に慣れてないと
アンジェリーナにぽーっとしてるあいだに
映画が終わっちゃう恐れがありますので
注意が必要です。

ひとつだけいいと思ったのは
主人公が暗殺者になるために
拷問みたいな訓練をするところ

マトリックスとか最近の映画は
修行も無しにいきなりレベルマックスの
最強戦士になっちゃうところがいまいち納得できなかったんですが
この映画は一応、修行してます。
でもなぜか遺伝子に特別な才能が秘められてて
あっという間に超人みたいになっちゃうんですけどね。
そんなおまえらはジャッキー・チェンを見習え
ジャッキーの映画には必ず長く苦しい鍛錬がでてくるだろうが
生まれつき救世主だとか、遺伝子に秘められた特殊能力とか
生まれたときから強者は強者だって
それは現実逃避か?
なんの努力もしないで
「俺ってやつはほんとはすごいんだ」
って思い込んでるやつほど悲しいやつはいないぞ。

by sinchan
なごしん映画部


エドワード・ノートン主演
という時点でえっ!?と思っちゃいますが
中身は中途半端にシリアスなのが仇となって
いまいち盛り上がらないかんじ。
直前に「ダークナイト」があったので
余計に中途半端に感じるのかもしれませんが
ブルース・バナーの怪物としての悲しみに
焦点を合わせたいのか
ド派手なCGを見せたいのか
どうにも焦点の定まらない印象です。
映画全体が浮き足立ってる気がして
観ていて落ち着かない気分でした。

潜伏先のブラジルの飲料工場で
「お前は頭もいいし正社員にしてやる」
って言われてもうわのそらのバナー博士。
おもわずもったいないって思っちゃいました。
あとバナーの血液が混入した飲料を
そのまま出荷しちゃう工場とかって
ブラジル人をバカにしてないすか?
おまけになんか間抜けなチンピラみたいな
ブラジル人が出てきてバナー博士にインネンつけて
あげくにハルクにぶっとばされたりしてますが
「監督やらスタッフやらおまえらみんなブラジルの工場で働いてみろ」
というわけでまさに判でおしたようなお決まりのチンピラやら
へんてこな科学者やら人間味のまったく無いロボットみたいな大佐やら
もう全てが中途半端。
アイアンマンとつながってるところだけおもしろかったです。

by sinchan