40s A-2の革表面の剥がれリペア⑤ | SOUVENIR REPAIR WORKS ―革物リペア―

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魅せられたアメリカンアンティーク・ヴィンテージに特化したレザーリペアブログ

雰囲気を守る範囲でのリペア。

あとは明日発送するだけ…
なんですが、右肩を、あるやり方が可能かどうか試してみて、いけそうなら少しだけクオリティーをあげようと…試みています。

修正前の右肩↓


革目を型取りし、型押しする方法も試みましたが、手持ちの「乾燥型パテ」にはやはり向かなかった。.
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「空気が通れば良いのなら、針で無数に穴を開けてみてドライヤーを当てればいけるかな?」
とやってみましたが、うまくは行きませんでした。 .
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革に使える「熱硬化型パテ」「2液化学反応型パテ」であれば可能だが、
「熱硬化型パテ」はかなり高額。
それは今後のお客様と相談で取り入れる有無は決めるとして、
「2液化学反応型パテ」の革に使えるものがあるかどうかはまだ知らない。希望はゴム系じゃない方が良い。

旧い物のリペアは、本当に限界の線引きが決まっていない、とつくづく思います。






発送する前に、どうしても仕上がりが気になっていた右肩を修正しました!



さて、翌日に自然光で見てみますか……