平成15年に結成した契約学習ネットワーク 。
みなさまが悪徳商法に引っかからないように、ということで高校や公民館で講演活動を行ってきたのですが、このたび消費者庁から「ベスト消費者サポーター章」を受賞しました!
(消費者支援功労者表彰等の「ベスト消費者サポーター章」のPDFファイルに「契約学習ネットワーク」も掲載されています!)
(2013.1.25 恵那南高校での契約学習講座の様子)
副代表の藤川行政書士と一緒に、「何かやりたいよね~」というところから構想を練って、手探りで活動を進めてきましたが、立ち上げから10年目を迎えました。当初教育委員会に飛び込みで訪問し、そこから講座の機会をいただいたことが懐かしく思い出されます。
特に高校生は20歳を控えた「被害者予備軍」に最も近い位置にあるということで、対策を練ってきました。高校生を賢く、注意深くすれば、「騙されない」社会人を多く生み出すことができます。そして、「どうせいまどきの新成人は賢いから騙しても無駄だ」と騙す側も考えるかもしれません。
実際に契約や法律の講座というのは、行く先々で「聴く態度があまりよくないかもしれない、申し訳ありません」などと言われます。要は、講座が退屈で、生徒が寝てしまうのですね。
立ち上げ時に、この問題をどうするか、議論を重ねました。
そして、一つの結論が、「クイズ」と「寸劇」でした。
クイズは「必ず外れる」設問を一つ置いておき、衝撃を与えるという方法(上の写真はクイズの風景です。なかなか活気があると思いませんか?)。寸劇は「素人っぽさ満点の笑える演技」で寝かせないようにがんばっています。台本を手で持ちながら演じます。これが意外と受けるのです。実際生徒はほとんど寝ません。ありがたいですね。
(寸劇のスライド)
全体的には、スライドをTVっぽくすることを意識しました。
いまに始まった事ではありませんが、テレビっ子も食いつくようなビジュアル、思わず突っ込みたくなる絵を見せることで、集中力を持続させて差し上げます。
報酬が出ず、参加者に交通費の支給しかしない団体ですが、累計15名ほどが活動に賛同し、参加してくれました(交通費の財源は何とか確保してきました)。今でも講義の際は寸劇要員が必要ということもあり、5~6名で講義をすることが多く、チームワークも素晴らしいと自負しております。こうやって集まってくれたメンバーの存在が何より財産です。
また、アイシン精機様から2年間活動の助成金をいただいておりました。士業の久松様(社労士)、村松様(現:弁護士)からも賛助をいただいておりました。おかげさまで、継続的に会を運営することができています。
今週も、金曜に新社会人向けの講座を恵那市で実施します。昨年に引き続き2回目の講義です。リピートありがとうございます!
引き続き、被害者予備軍を減らしていけるよう、活動を進めていきたいと思います。
過去の講座について、一部を掲載していますので、ご興味のある方、契約学習ネットワークを呼んでみたい、という方は、ぜひご覧ください!
☆契約学習ネットワーク
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Challenge23.契約学習ネットワーク、消費者庁の賞を受賞! (難:星3つ)