#短歌のここが好き | 私草子 ~Black-Nero-Noir~

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短歌のここが好き

31文字の中に

情緒ある様子が映し出されるところ

 

と言ってもその良さを分かったのはここ数年

 

それまではただ百人一首や万葉集のものという感じで内容まではいまいちわからなかったけれど

 

 
 

 

 

これをやるようになって

改めて現代語訳を読みながら書いていくうちに

その情緒や感性が分かるようになってきた

 

ちなみにというかやはり好きな短歌は

 

夜をこめて

鳥のそら音は

はかるとも

よに逢坂の

関はゆるさじ

 

清少納言

 

 

(真夜中に鶏の鳴きまねをして函谷関の関は通れたとしても

逢坂の関は決して通しませんよ)

 

千波の子の短歌には返歌もあり

 

逢坂は人越えやすき関なれば、鳥鳴かぬにもあけて待つとか

藤原行成が書いたもので

清少納言はこの返歌にあっけに取られて

返歌をかけなかったと言われています

 

 

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