九州和の会では、午前中に吉田綾霊談集をテキストとして、勉強会を実施致しております。

吉田綾霊談集p74に、「人としての営みの中には、智を働かして筋を通さなければならない場合がありますが、その表現の仕方がまずいと、「彼の人は冷たく厳しい」と非難されます。
その反対に情に溺れて、無理に情を立てれば、自分自身がどうにもならぬ破目に陥ります。」とありました。

この文章を読んだ後、「情の方に重きを置くと、自分自身がきつくなる。」、「先生は昔は青竹を持って叩いていた。」、「怒りにくい時代になった。」、「モンスターペアレントなど、今の先生は、親からも言われて大変。」といった話が出されました。

生活していると、様々な問題が生じてきますから、それを解決し、改善していくためには、時には、周囲が気分を害することを実行しなければならないこともあります。

しかし、そこで、あまりにも人の感情を気にしすぎると、実行すべきことが実行できなかったり、自分が精神的に参ってしまうことなども起こりうるのではないでしょうか。

また、逆に、周囲の事を考えず、あまりにも独断的になりすぎると、周囲の協力が得られなかったりなどして、かえって問題をこじらせたり、解決を難しくしたりすることもあるのではないかと思います。

同じページに、「智・情・意のバランスがとれた人でなければ、円満な人格者とは申されません。」とあります。

智、情、意、のどれにも偏らず、智、しっかりとした判断力を持ちつつ、情、周囲の事にも配慮しつつ、意、かといって、周囲に振り回されずに、正しいことを実行できるようになる、そのように、成長していけたらと思います。

そのために、書籍を読んだり、様々な人の話に耳を傾けることも大切かもしれません。

そうすることで、様々な人の気持ちを理解し、寄り添うことができ、物事をいろいろな角度から見たり、達観したりすることができ、より良い行動をとることができるようになるのではないでしょうか。

この学習会を通して、出席者の方々が、現在抱えていらっしゃる問題を解決したり、人間的な成長をしていただくための気づきを得ていただけたらと思います。また、単に、見えない世界のことに興味があるなどということでも良いと思います。

午後には、精神統一会や霊的能力者からアドバイスを頂ける、霊査なども実施致しておりますので、関心をお持ちの方は、一度和の会に足を運んでみられてはいかがでしょうか。