【「虎に翼」第13週 第63回 常の一言、光三郎の忠告で調停の潮目が変わるのか】

虎に翼』寅子は梅子を案じて… 第63話場面カット(オリコン) - Yahoo!ニュース

大庭家の相続をめぐる調停は、徹太が旧イエ制度的長男の立場を主張しまくって膠着…調停員のひとりが言ってたけど、、「旧イエ制度の名残が消えていない」…この台詞、もちろん現代の視聴者に向けたある種ボヤキ的メッセージでしょう。民法大改正から数年のドラマの時間軸はともかく(まあそれでも、弁護士である徹太がここまで頑強なのはあまりにトホホですが)、約80年経過してる現代でもなお、旧イエ制度の感性は残念なことにしぶとく残留しまくってる…

 

関西弁の芸人さんたちがこの20年ほどで拡げた、自分の女性パートナーを『ヨメ』と呼んで疑問を感じない人が多い空気とか、まだまだ…この現実を知ったらリアル三淵さんなんかも残念がるだろうな…「21世紀になって四半世紀過ぎようとしてるのにまだそんなこと…」とかね…夫婦別姓一つ、極右の「家族のつながりガぁ」とか何とかいう理屈まわしに阻まれてちっとも前に進まない…そんな愚かなことしてるうちにすでに、ジェンダーの問題とか同性婚とか人権の課題はあとがつっかえて大渋滞してる…このままだと日本の家族観はイスラム諸国並みに守旧派になっちまうでしょう。

6月26日の虎に翼】第63話 梅子の家庭の問題は家裁の調停へ 裁判官の寅子は梅子を案じる/ドラマ/芸能/デイリースポーツ online

それでも、きょうになって常が、ある意味翻意して「徹太やその妻に面倒見てほしくない、光三郎に扶養されたい」と言ってのけたのがある種潮目の転換点かも。ただ光三郎はいちばん事態を冷静に見てる…常たちがかつて、夫や徹太と共に梅子を追い詰めたことを引き合いに出して、「もうお母さんに意地悪しない、指図しないと約束してくれるなら受ける」と提案し、常もこれを了承…なんか、光三郎が「いい子」過ぎて本当にこの道筋に順調に進むのか…ちょっと怖くもありますが…

連続テレビ小説「虎に翼」第63話。梅子(平岩紙)と徹次(堀家一希・左)(C)NHK ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

これで徹太がまだ抵抗するようなら、寅子が審判の大鉈を振るうことになるのでしょうね。

ORICON NEWS:『虎に翼』第63話 大庭家、全員の意見が食い違う | 毎日新聞

なんか、愛のコンサートとか(そりゃ台詞の上だけかもしれないけど「福来スズ子」の名が出てきたりしてるのはうれしいけど)ラジオ出演とか、兼務で超多忙、これが決して途切れない寅子の描きようって、花江がその割を食って猪爪家の家事ワンオペの果てにいったん倒れるフラグっぽい…これに救いを投じるのはいったい誰?道男?(エエエ~~~?)直人の「オレにはわかる」はホンモノ?

 

こっちも気になります。

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