【「虎に翼」第10週を振り返って 裁判官編の第1週、「すん」から「はて?」への駆け上がりが印象的】

戦争で夫も兄も父親も失うという壮絶な経験、失意のどん底にあった寅子が、光を見出したのは新憲法、しかし飛び込んだ法務局の仕事では、まだまだ「すん」「謙虚」の行動にとどまっていた寅子、そんな寅子の「本当の持ち味」をよく知っている桂場、出会ってすぐに見抜いた久藤、この二人によって寅子の「はて?」が復活する流れが描かれました。

穂高の「謎の勘違い行動」はびっくりしましたが、これが寅子の強い奮起を促し、審議会での思い切った発言にもつながる…そういう起爆剤としての「突出エピ」でした。

憤然と部屋を出て行った寅子の様子に「何か私は間違ったことをしたかね?」と桂場に問うた穂高に、桂場「ある意味これが彼女の背を押すのかもしれませんよ」と発言したことが象徴的。

それにしても今週の花岡、疲れてやつれ果てた姿が切なかった…そして…

 

花岡は本来、リアルの山口判事とは故郷こそ九州で符合していますが、その後は学歴も経歴も違ったキャラとして登場、そして寅子と出会い、互いに意識しあった仲になったわけでしたが、ここにきて一気に山口判事と重ねて、法に実直なゆえに栄養失調で落命という悲しいキャラへの転用…脚本さん、うまい活用だけど悲しい…

 

寅子や法曹関係者への衝撃は、次週もかなり濃く、尾を引く展開になりそうです。

 

次週からの滝藤氏はじめ芸達者なキャラの暴れっぷりは楽しみです。

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街の中に隠れたネコを見つける探し物ゲーム『Hidden Cats In Street Market』がリリース。手描き風のかわいらしい雰囲気のマーケットに隠れた700匹以上の猫をすべて探そう(電ファミニコゲーマー) - Yahoo!ニュース

うわー、このゲームにハマったら沼から出られなくなりそう(笑)…