【「虎に翼」第10週 第49回 え?花岡って、そういう史実をなぞる存在?それは切ない】
食管法違反を専任で扱う判事としては、たしかに違法なものを口にはできない…というのが花岡の筋だったのでしょう。気づくのがいつもものすごく遅い(これを「蛍光灯」に例えてる時点ですでにあっしの言語感覚はオワコンかもしれませんが(笑))あっしにも、こうなって来ると花岡のモデルが、少なくともこれからの展開においてはリアルの山口良忠氏に重ねてあるとわかりました。もちろん、寅子のように一般庶民がやむにやまれず、という事にはどうこう口出しをするのではなく、あくまで自分にストイックに…けれどもう、きょうの花岡は明らかに声に力が全くなく、顔色もメイクさん力作かあのとおり覇気を感じられず、頬のあたりに暗色までさしてあって明らかにやつれ顔…史実通りに描かれるとすれば・・切なすぎる…寅子にとって、優三の死に加えさらに追い打ちになる…
ホーナーの来訪は、花江のこだわりを解くためのエピだったんですね。戦争で傷つかぬ者はない、戦勝国民のホーナーも実は、ドイツの親類がユダヤ人迫害で…これを知った際の花江の表情、心に残ります。余談ですが、久藤が「サディ」と呼んだ寅子、ホーナーは「セイディ」と発音。本場もんの米国式英語発音…「Sady」でしょうからねぇ。
紛糾する審議会、穂高と神保のバチバチは見ものでした。ただし休憩に入って穂高が寅子に、新たな仕事まで下準備して謝罪に訪れたのには、寅子ならずとも驚きました。さすがに寅子は、これは断るでしょう。けっこう突出したエピであるため、これはおそらく次の展開を呼び起こすための伏線の端緒、あるいは前振りでしょう。仮に前振りだとすれば、これは寅子が改めて、法曹人として生きていく、しっかりとした決意表明をするシーンのためのものと思います。そのために、「立会人」の意味でそばに桂場がいるのかも…
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猫の『圧』に笑う人が続出! 「もうそれにしか見えない」「圧がすごい」 | TRILL【トリル】 (trilltrill.jp)
ごはんを待つネコ、愛おしいです…