【「虎に翼」第10週 第48回 花江の涙・一度離脱した事で、寅子は自分の持ち味を抑え込んでいる】

【「虎に翼」第10週 第48回　花江の涙・一度離脱した事で、寅子は自分の持ち味を抑え込んでいる】

寅子に、神保に向かってズバズバ切り込む発言を期待したのは視聴者も、桂場や久藤も同じだったと思いますが、今日の寅子は発言の切っ先が想定よりずっと鈍かった…花江のように、旧制度の中で生きてきた女性が行き場を失って途方に暮れる姿が目に浮かんだから…そのための仕込みが、花江の「謙虚じゃないとか笑ってられない！」の涙の発言だったのでしょう。神保の（そりゃー法律の大家、自らも弁護士とか裁判官とか歴任して人を言いくるめることに長けてるわけだし）圧に押されて「すん」を繰り返さざるを得なかった寅子。

それでも、最後に食い下がろうとした寅子に神保、寅子の前に帽子を上げてソフトに「黙れ！」で遮った…これで論争が起きぬ間に寅子の思いが不完全燃焼…悔しかったことと思います。

バランスをとるために審議機関に入れたメンバーが場外でこういう圧をかけてくることが横行したのが、安倍時代にNHKに政権から経営委員として送り込まれた百田尚樹…今となっては彼がN局にどれだけ忌み嫌われてるか、いまだによくわかるのが地域別ニュースの時間の「売れ筋書籍ランキングコーナー」、百田の著書がランク的には上位に入ってても、完全ガン無視…百田の百の字がアナウンサーの口から出たとこ、見たことが無い（笑）…ま、彼の著書そのものが極めて政治的にねじ曲がった物ばかりだから、もともと取り上げる価値なんて最初からゼロですが。要するに、「永遠の0(ゼロ)点」なわけです。

今日珍しかったのは、GHQメンバーと懇談する場の小テーブルにあった灰皿と吸い殻…最近のドラマではめっきり珍しくなった「タバコ」が画面に入ってた…まあある種のリアリティでしょう。とにかく昭和はタバコ臭い時代だった…あらゆる場で、公的な会議の場にさえ、普通に灰皿が置いてあって会議中もとにかくモクモク…換気の良くない部屋の中なんてもう、紫煙の霧…もうあの時代には戻れないし、戻ってはいけないし、戻らないよね。ただ今日は懐かしいリアリティでした。

「一度離脱した自分が、闘い続けてきた人と同列に立つなんて許せない」…寅子の強い思い、このへんはリアル三淵さんの手記あたりから引いた表現だろうと思います。でも、そんな遠慮から解き放たれることで寅子はもっと羽ばたける、きょう再開した花岡は、それを寅子に思い出させる役回りかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レースのカーテンで“乙女になってしまったオス猫ちゃん”が「奇跡の一枚」「構図が完璧すぎる」と26万いいね⇒ファンアートも集まる。どの作品も素敵すぎるよ！（BuzzFeed Japan） - Yahoo!ニュース

ふとした偶然にみんな乗っかって、ファンタジーを広げてます。ネコ愛の世界、いとおしや！

「福沢諭吉から渋沢栄一へ」7月から新紙幣の発行「ラーメン店」では券売機更新が間に合わず困惑（tbc東北放送） - Yahoo!ニュース

どうせなら、大河で渋沢役を頑張った吉沢亮君の肖像にすればいいのに（笑）。紙幣なのに大人気で使いたがらない人続出（爆）

ついでに、5000円札は吉高さんの紫式部、1000円札が神木くんの牧野富太郎でもいいんじゃね？