【「虎に翼」第7週 第33回 信用を得る目的のために寅子、結婚を目指す?】
まずは昨日の、ディテール再考、昨日本ブログで言及できなかったことから…
噴水の前で花岡、かなり長く無言を続けて、寅子に気持ちを伝えようとして果たせませんでしたが、あの無言、同時に、もしや寅子のほうから「ついて行きたい、行ってもいい」的な言葉が出るのをほんのちょっと期待してた時間でもあったかと…戦前の普通の女性だとなかなか言い出せない発想ですが、花岡は寅子の性格をよく知ってる…けど、そういった言葉は寅子側から全く無かった…花岡、自分からも切り出せなかったし一層凹んだのかも(笑)。
その結果が、今日の花岡の、さっさと新たな婚約者を決める行動につながった…けっこう寅子、打ちのめされてましたね…
あの噴水、国民総動員令に一層の国民からの忖度を促すラジオ放送の音声とともに、「水が止まった」昼間の姿を映像に。戦争が国民からどんどん潤いを奪っていくことへの象徴的表現だと思います。
さて轟、久保田と同じ事務所…朝ドラって、終盤に向かうにつれ、どんどん近い仲でくっついていく傾向にあり、いずれサイドストーリーの素材になり得るかと…昨日の時点ではあっし、本気でそう感じていましたが、なんと久保田は寅子に先んじて結婚してた…それが、女性初、日本で法廷に立つ弁護活動の直接の理由かどうかは別として、寅子の心に火をつけたことは間違いないようです。
花岡が九州に赴任していくと寅子から知らされた昨日のよね、ほんのちょっと目の動きがたじろいでた…ああしてても、花岡のこと結構好きだったのかも…轟もよねのその様子、ちょっと気づいた風でした…そして今日、よねの心のうちはどうだったか、派手に動き回る寅子はわかりやすいですが、実はよねもかなり、凹んでたのかもしれません。
色んなとどめを刺された、と寅子は今日、はるや直言を前にぼやきましたが、たしかに…
ちっとも決まらない法廷での弁護の仕事
久保田に先を越された法廷への女性進出
実家へ戻るいねから、「女性としての幸せを目指せ」と、驚くべき諫言
花岡がさっさと新たな婚約者を連れ回してた事実
いやーこりゃたしかに、ダメージの雨だわ
見合いをさせてほしいと言い出した寅子、あまりの驚きに、シンクロしてよろけるはると直言、かわいい演技でしたが…寅子の本音、結婚はあくまで手段、弁護士の仕事は続ける…この条件で、当時としてはかなり「行き遅れた」(このワードももう、すでにドラマの中だけの、死語になってるよね)寅子と見合いをしてくれそうな相手って…
優三くらいしか、居ないんじゃね?
付け加えますが、「出征で男手が足りなくなってはじめて、色んな分野への女性進出を促す当時のダイニッポンテイコク政府」、たしかに女性がこれをきっかけに今までなかった分野へ仕事を広げたのは事実ですが、本当の女性の平等の願いとはかけ離れた形での「手段的」利用…
なんか、安倍政治あたりから言われ始めたように感じる、日本の経済がどんどんショボくなって停滞してる状況を何とかごまかして税収を増やす手段として持ち出された『女性活躍』『一億総活躍』云々の、ごまかし政策ワードとそっくりな気がしますがどうでしょう?
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「こんな変わり方があるなんて」元保護猫の『目』のビフォーアフターに驚きの声(LIMO) - Yahoo!ニュース
この子、ネットにしばしば登場します。安定のかわいらしさ…