【「虎に翼」第6週 第30回 寅子の思いに、桂場はうっすらと脅威さえ感じ始めてる】

【「虎に翼」第6週 第30回　寅子の思いに、桂場はうっすらと脅威さえ感じ始めてる】

昨日は本ブログにたくさんのコメントを皆様からお寄せいただきありがとうございます。毎日の感想投稿の力になります。感謝申し上げます。

皆さんおっしゃるように、寅子と優三の演技、沙莉さんと太賀君、本当に素晴らしかった…必死にぐっとこらえながらどんどん涙に満ちてウルウルして行く寅子の目、色んな思いを断ち切って新しい生き方をこれから考える優三の、あの静かな遠い目、うなりました。先日は、「沙莉さんを芯にした『映画の連作』があっていいかも」、と投稿しましたが、中野太賀君も、あの空気感と演技力だと、なんか、「若いころの渥美清氏をかなりイケメン寄りにした」ようなオーラを感じます。本作のヒロインと、本作に欠かせない相棒、すごい二人が並び立ってる、と思います。

色んな賛辞に、ちょっと食傷気味の寅子、やはり女性の立ち位置がちっとも変わらない、必ず一段下に切り替えた色眼鏡で見られ続ける構造は動かせていない現状、よねをはじめとした合否の差別（よねの場合、服装の突出に関するあの試験官の質問は、「挑発質問をして落とすための算段」（今でもよくある、面接ハラスメント的な）だったかも。去年口述で落ちたセンパイにも、いきなり結婚に関する話題を持ち出されて…というのがあったし…ってか、あのシーンが、よね落選の伏線でしたね。

よねの不屈のチャレンジに、エールを送りたい…

いやー、相変わらず花岡の、勘違い恋人気取り、ウザかわいくてサイコー（笑）。まるで『舞いあがれ』での、舞の「なんちゃってカレシ」だった柏木みたいだ…これから寅子に振られるタイミングとか、楽しみです（笑）。

祝賀会での寅子の演説、グッときました。穂高はその真価を認め、桂場は「そんな理想論、実現するわけないじゃないか…」と、「いやひょっとしたらコイツならその起爆剤になれるのか？」といった思いが混ぜこぜの、あの失笑だったのかもしれません。

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ネコのいるところには、ヒトが集まります。