【「ブギウギ」第15週を振り返って 時代の大きな転換点に「うたのチカラ」を示した週になりました】
無条件降伏に向けて敗色深まる日本、そんなドンガラ空洞を捨てて、羽鳥は世界の文化が融合する自由な表現の余地を上海に見出す、地元音楽家とコラボで魅力的な音楽を生み出す力は、戦後のヒット曲量産の新しい展開を予言するかのようです。
演奏が禁じられていた「別れのブルース」、特攻へ向かう兵士たちの立っての希望は上官でさえ黙認せざるを得ない、その歌が兵士の心に染み入ったことがわかるだけに、この先彼らの前に待つ運命に号泣する茨田…陰で泣いていた上官、戦争の無意味さと、歌の持つ力を余すところなく伝えた史実ベースのエピソードでした。
戦争という「究極の建て前」を前に心をこわばらせていた女性、スズ子の「大空の弟」にようやく、悲しみの感情を悲しみとして外に出せるようになる…歌が人の心に及ぼす力をこちらもじっくり描いてくれました。
短い第15週でしたが、3曲それぞれ、心に染み入るものがありました。
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子猫「ナデナデをやめニャいで!」手を止めると鳴いちゃうの。 | TRILL【トリル】 (trilltrill.jp)
とろけそうな話題です(笑)…