【「ブギウギ」第15週 第66回 敗戦間際、人々の色々な感情を乗せて流れた歌たち】

 

史実の淡谷さんのエピをトレースした今日の茨田「別れのブルース」、禁じられていた歌曲だったが現地上官が「聞かせてやれ」と黙認した、そして陰で上官も涙していた…ぴったり史実をなぞった今日の前半、未来ある若者の命をああいう形で理不尽に奪った戦争、そのヤケクソ戦術の愚かさはいつまでも語り継がれなければなりませんし、その死の意味もまた、アナクロ史観による「英雄」然とした神格化、祀り上げの文脈で語られることを許してはならない…

連続テレビ小説「ブギウギ」第66話。鹿児島・海軍基地にて。慰問公演の本番を迎える茨田りつ子(菊池凛子)(C)NHK― スポニチ Sponichi  Annex 芸能

やぶれかぶれでヤケクソの軍国主義が奪った、あまりに多くの痛ましい命、その魂が癒され鎮められる時が来るのは、日本が本物の平和を志向できた時だけでしょう。残念ながら世界の緊張はその逆の方向へ日本人の心を誘導しているように見える…『やられたらやり返す、やられる前に相手を殺すための力を蓄える…』こういう愚かなことを互いに煽り合った二つの勢力が、ガチで正面衝突したらどうなるのか、私たちはガザやパレスチナの広範な地域のニュースで毎日目にしています。また、今日の原爆の惨禍など、イスラエルがガザで行った作戦とまったくかぶるし、一般市民が命を奪われる構図も全く同じ。私たちは目の前のニュースと78年前の史実を突き合わせて人間として正しい判断をしなければなりません。

ブギウギ 第66話あらすじ>スズ子&りつ子、戦時下のステージに立つ思いとは(モデルプレス) - Yahoo!ニュース

兵士たちの心を癒すための贈り物だった「禁止演目の演奏」がかえって、若者たちに特攻への決意を固めさせてしまったこと、この悔しさに泣く茨田の演技、羽鳥による「軍歌の形を装った、実質プロテストソング」で残された家族の心に寄り添ったスズ子の演技、敗戦間際の色々な人の心の動きに、歌が立ち会った、そんな15分でした。

連続テレビ小説「ブギウギ」第66話。富山の旅館・客室にて。広島への爆弾被害が載った新聞を見て不安げなスズ子(趣里)(C)NHK― スポニチ  Sponichi Annex 芸能

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