【「おちょやん」第19週を振り返って その名も、鶴亀新喜劇や 】

 

今週、本作のクランクアップが報じられていました。あらためて、制作に関わったすべての皆様の労苦をねぎらいたいと思います。

 

本作が作品として非常にまとまりが良いのはなにより、ヒロインが目指した「人生の芯」の表現がみな本物で、しかも全くぶれずに常に物語のセンターにあったこと。実在のモデルのかたがいるのだから、それは一見当たり前のように思えますが、実は非常に長期の放映になる朝ドラになると、これがそう簡単にはいかないことも多いのです。

「花子とアン」など、ヒロインが一体何をしたかったのか、と視れば視るほど意味不明になって行ったような作品がけっこうある中、しっかりセンターを外していない本作は、最後まで安心して視聴できる作品になることと思います。

 

さて来週は、…辛いですね。千代はやっぱり基本、「喜劇・演劇と結婚」した人生、ということになりそう。一般的な家庭の幸福には恵まれなかったけれど、そのぶん若い演劇人の面倒をよく見て、大阪の演劇界全体の「お母さん」という称号を与えられる存在になるのでしょうね。

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コロナ第4波が到来…ここにきて、各所から東京五輪・中止論が噴出している!(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

東京五輪にトチ狂っているのは世界の中で開催5団体と日本政府だけ。世界は冷笑し、国民は反発し、選手がろくに集まらないような運動会を強行していったい何がしたいのでしょうか。

一番は、IOCの利権、莫大な金額が動くのでIOCとしてはやめると言えないのでしょう、次に菅政権が今なお、五輪のお祭り騒ぎで盛り上がった空気を利用して選挙で自民党が勝つ構図という、愚かな妄想を捨てていないことでしょうね。

しかし、この五輪が世界のコロナ感染のハブになったりする事態になれば、強行したIOCの責任を強く問う世界の世論が高まることは間違いありません。IOCが大会強行でむしろ損失を被るような空気になってくれば、バッハも考え直すでしょう。

五輪が、菅内閣にとって延命装置になるのかに関して言えば、もはやそれが無理になっていることに、自民党の幹事長として表明したのが昨日の二階氏の「無理ならやめる選択肢もある」発言だったと思います。五輪は中止するしかありません。