【「なつぞら」第25週 なつよ、千遥よ、咲太郎よ 5】

 

さすがに短期集中、出演2回とちょっとで、『雲のじゅうたん』のへばちゃん、みごと団円に丸めた(笑)。ほぼ予想した線で、このエピ完結、脇の感想だけど渡辺大、オヤジさんに似てきたなぁ。オーラは比較してしまえば全然足りないけど。

 

話し合いの方向性に大きく響いたのは、なつたちの父親と杉の屋の親方が、同じ浅草の店で修業、という咲太郎の記憶、天丼の味の縁が、千遥にとっては父親が撒いてくれていた「ヘンゼル~」の道しるべのパン片であった、ということになるのでしょうね。なつにとっての「絵の才覚」と同じ意味、そして咲太郎はその両方をつないで記憶にとどめていた、ということになるのでしょう。

 

都合はよすぎますがこれこそがファンタジー、ドラマの醍醐味の一つなんだよ、という書き手の「仕掛け」には上手に嵌ったほうが、ここは快適だろうと思います。

写真は、富士子たちが企画してる農家カフェのイメージ。最近こういうの多くなってきましたが、ドラマの時代を考えると、ものすごくぶっ飛んだほど時代を先取りした発想と思います。ま、農業の多様化はまさに現代の喫緊の課題なので、そこへのメッセージも兼ねたエピなのでしょうけれど。