【「なつぞら」第25週 なつよ、千遥よ、咲太郎よ 4】

 

本日のツボ、ノブが言う「しっかり筋の通った『雲のじゅうたん』」、まあ昨日登場した時点で筋の通りようが役作りに出てましたが…旦那と千遥の心も暮らしもすっかり離れてる状況だと、この問題のすじの通しかたは、離婚を認めて小料理屋「杉の子」そのものを慰謝料的に千遥に渡す、って流れでしょうかね。で、千遥の暮らしと、千夏の親権、そして養って行けるすべを奪わない、ってあたりが着地点でしょうか。

今日も清原さんとすずさんの涙対決、果耶さんの勝ち(笑)。なつは涙ぐむまでは行ったんだけどね。あそこで一粒二粒、欲しかったな…カットをいきなり切り替えて目薬、では不自然すぎると演出陣が判断したか、引っ込んだ涙のまま、表情がそのままでした。

 

ダンナに裏切られた千遥もつらいでしょうけれど、真実を話せないで嫁いでしまった重圧って、ハンパないものだったろうと…明日はきれいさっぱり話して、さっぱりすっきりオトコマエな『雲のじゅうたん』のキップの良さを堪能させてもらいやショウカ。これまで思いつめた表情が多かった千遥、抑制した演技に徹していただけに(この抑制力も大したもんだよ。すずさんも見習わなくてはネ!)すっきり晴れた空のような笑顔が待ち遠しく、楽しみです。果耶さんの演技力なら、深く印象に残る笑顔が作れるでしょう。

 

ノブ、本作でさんざんなつに尽くしてきた「情報収集、および調整工作係(ほとんど「草の者」、というか「御庭番」、というか…笑)」としてのキャラ、千遥との縁の結びなおしに大きく貢献して、キャラ的にはここが回収地点でしょう。このあとはなつたちの拡大家族の一員の一方で、敏腕記者として、その後のオイルショックや激動の国際情勢の報道へ、邁進してください。