今日(6/20)は、7月に脾臓摘出手術を受ける予定の 長男と一緒に、手術を受ける病院に行っていました。まずは歯科検診を受けました。(義歯やグラグラしている歯がある方は、手術中に、歯が欠けたり、抜けてしまったりする場合もあるそうで、お口の中を点検して、場合によってはマウスピースを作成したりするので歯科検査を受けるみたいです。息子の場合はそのような事もなく、マウスピースも必要ないみたいです)その後 担当医から、改めて今回の手術についての詳しい説明があり、肺炎球菌ワクチンを受けました。そして、手術室内で 20分くらいの麻酔に関する映像を見て、麻酔医からの説明…という流れでしたおやすみそして後は 入院の説明をお聞きして、入院申し込みをして…手術前日から入院という流れだったのですが…

 そこで「あの〜」と、私から切り出しました。かなり昔の話なので、私もすっかり忘れていたのですが…実は私の母方の祖父が、一度手術の際の全身麻酔を受けて死にかけましてあせる本当に危なかったらしいのですが、祖父が手術を受けた 大きな大学病院の先生方が、なんとか助けてくださいました。「悪性過高熱」という、急激に高熱を出して、心臓停止で亡くなる…という方も多い、非常に珍しくも恐ろしい体質を持っていたのでした。その時 母達4兄弟は、その体質を受け継いでいないか調べていただいたそうなのですが、(母の兄だけその体質を受け継いでいる事がわかったそうです)私達孫世代は 検査は受けてはいませんでした。(当時私は13歳、他の従兄弟は更に年下でしたので)なので私の母は、祖父を担当してくださった先生が、親切にも手書きしてくださった、祖父の体質についての説明書をコピーして、私と姉に持たせてくれました。「この先 万が一あなたたちが、全身麻酔をかけて手術を受けるような事があったら、必ず お医者さんにこのコピーを見せなさいよ!」と、くれぐれも言われてきました。幸い私も姉も そんな機会がなかったものですから、すっかり忘れていました。それをふと思い出して、まぁ〜息子は曾孫になるので、遺伝していないかなぁ?とは思いましたが…一応そのコピーを探して 今回持参していました。すると麻酔医の先生が、そのコピーを持って裏に回って「これはガチでやばいやつだ!」と、仰っておられるのが聞こえて来ました驚き汗息子の担当医と電話であれこれやり取りをして、結局「うちでは手術できません。万が一悪性過高熱を起こした場合に対処できるような薬もありませんし、24時間体制で患者を見守るような施設もありませんので、もっと大きな病院で手術を受けていただく方がいいと思います。担当医が紹介状を書き、大きな病院に予約を取りますので…」「とにかくうちでは手術はできませんので…」と、言われてしまいました汗うさぎ「え〜っ!?ここまであれこれ検査を続けて、手術前の準備を進めてきたのに、このタイミングで病院を移るの?」と、思わず動揺しましたゲッソリまさか祖父の体質が曾孫にまで影響するとは思ってもみませんでした滝汗「遺伝しているかどうか?調べられませんか?母たち兄弟は昔、遺伝していないか、調べてもらったって、話していたんですけど…息子はもしかしたら大丈夫かもしれませんし…」と聞いてみたのですが、「検査はできません」との事でした泣くうさぎ祖父はその大学病院だからこそ命が助かったのであって、他の病院だったら、たぶん亡くなっていたと思いますよ」とも仰っておられました。

 担当医が大きな病院をあたって、紹介状を用意してくださるという事になって、私達親子は家に帰って来ました。朝10時に家を出て、帰宅したら4時前でした汗うさぎ

 祖父のとても珍しい体質のおかげで、「今回の手術は、あくまでも脾臓にできた腫瘍の診断をするための手術で、その手術のために命をかける必要はないかなぁ?とも思います」と担当医は仰り、「何なら 今は手術はせず、もう少し様子見でもいいとも思いますが…その代わり 腫瘍が大きくならないか、注視する必要はありますが…」と、手術で全摘という話しから、すっかりトーンダウンしてしまいました。

 「でも腫瘍が完全に良性とはいえないのであれば、やはり手術した方がいいのではないですか?」と私は言い、更に大きな病院に転院させていただく事に決めました。そもそも脾臓摘出手術自体がとても珍しい手術なのに、それにプラスして、更に珍しい祖父の体質まで影響するとは…なんだかややこしい事になってしまいました汗うさぎ

 祖父の体質を遺伝していないか?もしも検査が可能でしたら、姉と私、3人の子供達と、祖父の血を引く家族みんなが大丈夫なのか?調べていただきたいなぁ〜と思いました。すっかり怖くなりました絶望