書店でこんな本を見つけました
中をパラパラパラ…とめくって、昭和好きな私は、これは読みたい と 思って、買い求めました
大鵬さんとか、稲尾和久さんなどは 私もよく知らない著名人でして、かなり ワクワクしながら読みました。この本では、それぞれの人生を 数ページにまとめ、年表や とっておきの秘蔵写真などで かなり分かりやすく紹介されていました 夢中になって読みましたので あっという間に全部読み終わりましたが…著名人それぞれの人生に、深い感銘を受けました。
坂本九さんの人生では、時代は流れ、歌の上手い実力者たちの登場に、ご自身の歌への限界を感じ、司会者や俳優業の方に 転身された九さん。それでも やはりもう一度 歌を歌いたい！…と 決断して、動き始めたところに あの日航機事故によって 43歳の若さで、お亡くなりになられたとの事でした
ご本人としましたら、少し無念な思いだったのでしょうか？知る由もありませんが…
島倉千代子さんは、度々 金銭トラブルに巻き込まれた方でした
私もそれらの出来事は なんとなく知っていましたが…他人に騙されて多額の借金を背負う事になった千代子さんを、島倉さんの友達だった 細木数子先生（当時は ディスコ経営者だったそうです）が、島倉さんに代わって、相手側と粘り強く交渉して、借金をかなり減額する事に成功した…というエピソードには 初耳でしたので、驚きました
お二人は友達同士だったのですね〜
友達を助ける為に 動いてくださった細木先生、本当にカッコイイ
と 思いました！
八千草薫さんは 元宝塚スターで、若い頃も 本当にお美しい方でしたが、お年を召されてからも お美しくて 素敵な女優さんでした 秘蔵写真が どの写真もお美しくて
でも、こう言ったら失礼かもしれませんが…30代の頃の森光子さんのお写真が 本当にお綺麗で、驚きました
大鵬さんにつきましては、「巨人 大鵬 卵焼き」という言葉しか知りませんでしたが、ご本人は この言葉が大嫌いだったそうで、「冗談じゃない！」と思ったそうです。「いい選手を揃えて強くなった巨人と、裸一貫、稽古、稽古で横綱になった私が、なんで一緒なのか！」とおっしゃっておられたそうです
そして、大鵬さんが ハーフだった事も初めて知りました
お父様はウクライナ貴族だったそうです！帝政ロシアでの 革命で、ロマノフ王朝が滅んで、お父様は 家族を捨てて、シベリア鉄道に乗り、日本が支配するサハリン（樺太）に亡命して、お母様と出逢われたそうです。その後、第二次世界大戦の際、ソ連が 日ソ中立条約を破棄して 宣戦布告した事によって、お母様は お父様を残し、子供達を連れて 最後の引き上げ船で稚内港に渡ったそうです。大鵬さんの親子が乗船した船以外の船は、全て ソ連軍に撃沈され、大鵬さん親子が乗っていた船も、稚内港で 大鵬さん達が 途中下船した後すぐに、やはり撃沈されたそうです
本当に 急死に一生の奇跡で助かったのですね…怖いなぁ…と 思いました。大鵬さんは平成25年に72歳でお亡くなりになられましたが、3人のお孫さんが相撲界に入られたとの事です お孫さんのご活躍が 楽しみですね〜
この本の最後で 石原裕次郎さんの人生が紹介されていました 裕次郎さんの生涯については、私はドラマなどで、何度か拝見しました。とてもタフそうなイメージでしたが、晩年は、度重なる病との闘いだったのですね…まだまだご活躍されるお姿を 拝見させていただきたかったです残念ですが…
とても興味深い本でしたので、この本は残そうと思います また第二弾が出ないかなぁ〜と期待しています
私の好きな笠智衆さんや、原節子さん、池部良さん、母が好きな市川雷蔵さん などの人生も 紹介して欲しいなぁ〜と思います