私には、 何故だか よく分からないのですが、とにかく あちこちで  会いまくる人がいます。以前もブログで その方とのお話を書かせて いただきましたが、その次女の同級生のお母さんとは、今も 相変わらず 様々な場所で よくお会いしますし、だからと いって、特別親しくなる訳ではなく、挨拶程度の関係も 変わらないのですが、最近 もう一人、とにかく 近所のあちこちで 会いまくる ある女性が います。その方は、おそらく 私よりも かなり 年上の方だと 思います。ワンコの散歩や 買い物先 の道など、とにかく 様々な場所で、 すれ違う事が 多くありました。時には、こんな所まで 歩いて来られて、その女性のお年を考えて、一体 この方は どこに お住まいなのだろうか?健康の為に あちこち 歩いておられるのだろうか?と 思う事もありました。あまりにも よく すれ違うので、その女性も 私とすれ違う時に、少し口元に笑みを浮かべる事も ありましたので、私は そろそろ 挨拶してみようかな?少し お話しをしてみようかな? と 思うようになりました。そんな時です。私が買い物をして、家へ帰る途中で、 いつものように その女性と すれ違いました。その女性は、いつものように お買い物カートを引きながら 、帽子を目深に被り 少し背が曲がり気味の姿勢で、スタスタと歩いておられました。私は あの方は 今から お買い物に行かれるのかな?と すれ違って 少し 歩いてから、振り返って その女性の方を見ました。すると、その女性が、ゴミステーションに置かれていた、古新聞や 段ボール等と 共に、リサイクルに出されていた 古着の入っているビニール袋から、何やら古着を物色して、自分のカートに押し込んでいました!「えーっ!?」私は その女性が、そんな行動に出るとは 思っても みませんでしたので、びっくりしました! そして、なんだか 見てはいけないものを 見てしまった ような 気まずさを感じました。私は あまりにも 驚いたので、その女性に 何も言えませんでした。

   
  それから ひと月して、再び リサイクルの日に、ワンコの散歩帰りに、いつものように 帽子を目深に被り、少し背を曲げつつ 、カートを押して スタスタと 歩いているその女性と すれ違いました。すれ違って だいぶしてから、また ゴミステーションの方を見ると、やはり その女性は 古着の入った袋から、古着を物色して、自分のカートに押し込んでいました。私は それを見て、なんだか 悲しい気持ちに なりました。

  その女性とは その後も 様々な場所で すれ違いますが、今だに 言葉は交わして おりません。