製薬会社のMRを主人公にしたお話。
細かく分かれた章ごとにひとつの話がありつつ、全体として話が繋がってるという連ドラみたいな作りなので、
どんどん読めちゃいます。

中身はというと、『半沢直樹〜MRバージョン』って感じ。笑
分かりやすく、損得だけを考えて動く嫌な奴がいて、信念に基づいて仕事をする人がいて、何度も危機がやってきて……みたいな。
薬の詳しい内容も出てはくるけど、
それが分かってないと話が分からないって訳ではないので、
難しいのが苦手な人は、そこら辺は流し読みでも十分に楽しめます。

薬を生み出すにはものすっごいお金が掛かるので、もちろん製薬会社が儲けることは必要。
だから患者のことだけを思って動く=儲けがなくなるなら、
それはアカンやろなぁと思う。
かと言って、患者そっちのけで儲けだけに走るのも違う。
そのバランスが難しいところやなと思う。
そしてやっぱり、このバランスを取るのが上手い人が上に立つのかな。

この後どうなるのかが気になります。