9月から12月はいよいよマイズナークラスの締めである、シーンクラス。
これは台本の2人のシーンを抜き取って、組んだ2人でガッツリお芝居する。だいたい20分くらい。
ただ、完成ではなく、作っていく過程を重視するため、出来上がらないチームもあるかもしれないと最初に言われてました。
ますばやってみたい台本を先生に提出するという宿題が出た。これは、台本を読んでいろんな作品を知ってもらいたいという意図もあったらしいです。
私は『ピグマリオン』と『ここだけの話』という作品を提出しました。なぜ選んだかというと、基本2人芝居をあんまり知らなくて、思いつかなかったのが正直なところ。
本当はやりたいのがあったんだけど、この台本が最後まで見つからず……(この間片付けしてたら小さいコピーをようやく発見❣️)
で、私の作品は選んでもらえて、ゆうと演ることになりました。
ゆうとは、最初のリピテションクラスでも良く組んでいたし、何より『日之出間近』で結構一緒にいたので、まさか組むとは予想してなくて💦
でも、安心感は半端なかった。
ここまでガッツリ絡むのは初めてだったし、本当にいろいろ話しました。お芝居だけじゃなく、いろんなことを話したなぁ。すごく大切な時間でした。付き合ってくれて、本当に感謝しかない。ありがとう。
ゆうの演ったヒギンズは、本当にセリフ量がめちゃくちゃ多いうえ、話してる内容が小難しい💦でもすぐに覚えてて、マジで凄かった。
私は…というと、相変わらずで……
数えても十数回しかないから、一回一回が貴重だねって話した気がする。
最初はリピテションから入って、セリフに入る方法だった。で、繋がらなくなるとリピに戻る。
これが難しかったぁ。
セリフになった途端、交流が消える。
言われてることはわかるんだけど、それを実践することができないもどかしさ。
途中、稽古が1か月近く間が空いたり、体調崩したりで、万全ではなかったけど、本番前はすごくいい感じだった。
始まるまではね……
ということで、本番なのですが、なんだろうな。またセリフが飛びまして……2箇所ほど。
しかも一回は、まるでゆうが間違えたかのように見えてしまい、本当に申し訳ないことをしました。2回目はゆうが完璧にフォローしてくれた。
ゆうは仕上げてきてて、正直嫉妬でした。
体調崩したりして大変だったと思うのに、それを払拭するヒギンズの嫌らしらと我儘さと馬鹿さ。
本当にやりやすかった。何度感謝しても感謝しきれないです。
私の課題としては、貴族のステータスを保つことだったので、それは思っていたより出来ていた気がする。
そして、その日初めての感覚だったんだけど、頭の中に冷静なもう1人の私が出来た。
先生や他の人から聞いたことはあったんだけど、私にもそれが出てきたのにはビックリ。
「あー、セリフ忘れてるね」と言ってたもう1人の私。心は焦ってるのに、頭は冷静。
すごく不思議な感覚でした。イライザとして喋ってる私と、それを見てる私。
この時の私は、他の人にはどう見えたんだろう?
映像を見ればいいんだけど、未だ見る勇気が出ない。今までの作品は必ず見てきたのに。
……これも初めての感覚………
終わってからマイズナーを一年習ったみんなの感想をシェアしあいました。
みんな、自分の課題と真剣に向き合って、ちゃんと学びを掴んでるなと改めて感じました。
私としては、リピテションが怖いという感覚が薄れたこと(と言いながら数ヶ月やってないから怪しいけど💦)、キャラクターを調べてその人を模倣する難しさ(ここまで調べるんだってことね)と台本というものを初めて書いたこと、(シーンクラスのは上に書いたから割愛)たくさんのことを発見しました。
これからもこのまま進んでいけたら嬉しいなぁ。
ここからはみんなの本番を見ての感想。
なっちゃん&さっちゃん
『おかしな2人』
なっちゃんは最初からフローレンスを掴んでて、ただただ、たまに強くなっちゃうのを抑えることと戦っていた気がしました。でも本番では完全にフローレンスだった。強気に出るのに弱気が勝っちゃうとことか、本当健気で、神経質なフローレンスをものにしてたし、なにより、さっちゃんオリーブにあそこまで合わせていけるの本当にすごかったです。
さっちゃんが先週見たのと全然違うオリーブを出してきたので、最初ビックリしてしまって。セリフも飛んだりしてたけど完全に合わせてきてたから、初めて見た人は全く気づかなかったはず。
さっちゃんは、怒りの感情を外に出すことと闘ってました。これ本当に気持ちわかる!私も怒りの感情が一番難しいから。「内側に籠る感情はあるのにそれを出さないとこわく見える」と言われていたのが印象的でした。本番のさっちゃんは完全に吹っ切ってて、先週とは全然違う印象のオリーブでした。感情を出すというより、感じたままそこにいた。
それがちゃんと伝わってきたから、怖いとも思わなかった。練習量が圧倒的に少なく、なお他のWSの課題もかかえながらあそこまでやり切るのは本当に大変だったと思います。
タイラ&ともか
『野に咲く花のように』
この2人、かなりキツいシーンでした。ま、この2人なら心配もなんもなかったけど。
タイラはチンピラ感と闘ってました。本来のキャラクターはチンピラで子分なんだけど、演るシーンではその要素は全くない。ないけど、それを持ってその場にいるのは難しいと思う。最初から最後まで演じるのならできるかもだけど、そうではないし。普通にあのセリフだけ読むと、カッコよく言いたくなるんじゃないかなぁって思った。
でも、毎回の稽古で確実に変わっていきました。
本番の時の直也は一人一人への想いが伝わってきたというのが私が一番感じたこと。あかねへの思い、安男への敬意、自分のもどかしさ、一つ一つの言葉や動作から感じ取れて、胸がギューっとなった。
ともかは感情の出し方と闘ってました。上手く言えないんだけど、ぐーって抑えるのではなく、カラッと表すというか……。他にもあかねという役は、本当に大変だったと思う。想う対象がそこにいないこと、その人のことを想いながら相手役と会話すること。もちろん日常では当たり前にあることだけど、それをお芝居でやるのは難しい。相手役と向き合いすぎちゃうから。最初はセリフとして出しているように聞こえた
『苦しい……切ない……苦しい……切ない……』
が、ある時、すーっと心に響いてきて、あー、ともかはあかねを掴んだんだなぁって感じたのを覚えてる。毎回、泣かされました。
本当に素敵なシーンをありがとうございました。
いつか、全編やってほしい!
隊長&ありちゃん
『プロポーズ』
正直、次が自分の番だったのでちゃんと見れてませんでした。でも、周りからたくさんの笑い声が出てて、成功してるんだろうなって思った。
隊長は最初からテンションを上げるということ目的に真っ直ぐ進むことと闘ってました。テンションはシーン途中だから当然難しいんだろうって思った。あと、プロポーズするという目的に対する熱量。
台本を離してからは自由になったように見えました。隊長は本番に強い。ズルいなって思います。稽古の時からそれ出してよ!って感じです笑
ありちゃんは自己中になるということと闘ってました。ありちゃんは優しいから人の話をちゃんと聞いちゃう。でも役の人はそうじゃない。聞いてるようで聞いてないし、自分のことしか考えない。そういう人っているけど、自分がそれを演じるのは難しいなと私も思った。
ありちゃんはそれ以外はもう最初から完璧でした。流石だなぁ。ちゃんと隊長横井さんを焚き付けて上がっていくの毎回笑わせてもらいました。
なおちん&みみみ
『宮城野』
稽古前に誰よりも役と対峙してたなおちん。その場にいるということと闘っていました。矢太郎が直前にしてきたことを自分に入れて、黙って話を聞いているのはさぞかし精神力が必要だっただろうなぁ。それを、いろんなアプローチを試しては捨て試しては手放し、を繰り返していたように見えました。小道具と衣装を揃えてからはもうほぼ完成していた。最初はぎこちなかったお酌してもらうシーン、本番ではあまりに自然で、2人の無言の交流が伝わってきてジンときた。
みみみはセリフ量と相手の反応を確認しながら話すことと闘ってました。とにかくセリフが多い。ずっと喋ってました。ま、みみみセリフは完璧なので、私としてはセリフ量は一切心配してなかった。でも会話ならわかるけど、とにかく相手が喋らないから、相手にどうなってほしいかを考えて反応を見ながらずーっと話すのは難しかっただろうなと思った。この作品以外でも歌をやったり忙しかったはずなのに、本当にすごかった。
一人一人から刺激を受けた一年でした。
最後にとも先生。
いつも私の良いところを褒めてくれて、課題を与えてくれてありがとうございます。
来年は、教えてもらったことを生かして、7月公演にむけて、後退しないように、少しでも前進できるように頑張ります!
これからもよろしくお願いします。


