また観に来てる、ただのファンじゃん!
まったく気持ち悪いなぁ。
そんなことを思われてしまいそうだから、今回は感想など書くのを辞めようと思っていた。

が、あまりにもライブが格好良かったのでやっぱり書くことにした。
この感動の恩返しは、文を書くことでしか出来ないと思ったからだ。

今日の藤田さんは、水着だった。
水着の上にスカジャンを着ていて、下はビキニだけ。
一見するとエロいだろう。
だが不思議とそうは思えない。

本日はガールズバンドがたくさん出るライブ。
ロックだ、パンクだみんなが言っていた。
その吐き出される言葉、鳴ってる音達には、やはり綺麗な服が着せられていた。
美しい化粧も施してあった。

それの何がロックなんだろう?
そんなに守るものがあって、何が伝わるんだろう?
僕は彼女がそう思ったんだと思う。
か、どうかは分からないが、二曲目から彼女はスカジャンを脱いだ。
服はない、水着で歌う。
けど本当なら、私は全裸でも関係ねーよ?
そう思ったんだと思う。

うちら芸人も、同じようなことを思う時がある。
いや、別に死んでも良いですよ、面白いんなら。
そんなにコンプラだとか倫理だとか、つまんねーもんに気を遣って細く長くなんて生きたくねーよ。
死ぬ勇気、あるんですか?

同じ匂いがした。

「青の心臓」
僕が初めて「ろくでもない夜」っていうライブハウスで聴いた曲だ。
その時は麻雀のイベントだったので「発の心臓」と歌詞を変えて歌っていた。
僕はこういうスローテンポの曲で、ここまで心底格好良いと思った曲は他にない。
それぐらいこの曲は格好良い。
特にライブで聴くと涙が出る。
今日は特に涙が止まらなくなって、一人慌ててた。

舞台上では様々なトラブルも起きていた。
それに対し、ヘラヘラ笑うわけでもなく逃げるわけでもなく、何の支障も来さずライブを続けていた。
すごく格好良かった。

まっすぐ生きてる人間のやることは、やっぱりノーガードで魂が震えてしまう。

絶対に売れるだろうなー。

今までバカにしてきた人間、全員見返してやったら良いんだ。