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ベイビーレイズJAPAN
エモーショナルアイドロックフェス2017
新木場スタジオコーストを観に行った。

最高だった。
何が最高だったかを伝えたくて、何度も感想を書いては消した。
文字ってのは、伝わりづらい。
誤解も生みやすい。
でもまぁ、飾っても仕方ないかと考え、真っ直ぐに思ったことを書くことに覚悟を決めた。

今までの、僕が知ってるベイビーレイズJAPANは、やっぱり林愛夏のセンターが売りでメインのグループだったように記憶していた。
だが、この日のベイビーレイズは違った。
5人から為す、ベイビーレイズJAPANだった。
それはもちろん林さんのパワーが下がったんじゃなくて、傳谷さんや大矢さんや高見さんや渡邊さんのパワーが上がったんだと思う。
当然のことながらグループとして活動して行く中で、個人の活動も続けた2017年。
それによって自信がつき、他メンバーへの敬愛も増したんじゃないかな、と推測する。
センター林愛夏は、とにかく人が良くて優しくて、他人に美味しいところを渡してしまう印象が強かったが、これからは大変だ。
強くなったメンバーから出たエネルギーを、何十倍にもして、センターとして吐き出さなきゃならない。
けど、大丈夫。
それが出来ることは、みんな知ってる。
あとはもう、安心出来るメンバー4人をやっつけるつもりで前に出れば良い。
来年はもっとヤバく最高になることは、明らかだ。

僕はやっぱりシンデレラじゃいられない、っていう曲が大好きで、それはきっと月並みだけどあの曲の歌詞と曲調が、彼女達の存在そのものだからなんだと思う。
容姿端麗、大手事務所のお利口さん5人組。
だからなんだ、そんなのじゃもう満足できないよ、シンデレラじゃいられないんだって、いう。
あの曲が生み出すパワーは凄まじい。
今回は一曲目に夜明けブランニューデイズを持ってきたり、飽きなくて盛り上がるセットリストだった。
高見さんが中心に悩んで決めたと聞きました。
いつも客観的にモノが見れる高見さんの日々の努力の賜物だと思いました。
素晴らしかったです。

大矢さんのMCからは嘘が全部なくなっていました。
若干21歳が辿り着く景色としては、あり得ないくらいに高いと思いました。
全部がナチュラルで大勢の人間の多数の核心を突く一言のオンパレード。
本当に凄いと思いました。
やっぱり努力する天才には、敵わない。
ライバルはアイドルじゃなくてアーティスト。
そういうことでしょ。

傳谷さんは、戦うシンデレラでした。
迷って足掻いた過去が嘘みたいに消えている。
傳谷英里香がベイビーレイズとして立っている意味と自信がありありとステージに見えた。
すぐにその美貌をいじられてしまうでしょうが、そんなものも飲み込んで、自分の為にベイビーレイズの為に戦った毎日。
ラストの傳谷さんのトークは、いつも良い。
みんなが言えないような真実を本音で吐き出すから、その場にいる全員の心を打つ。
そんなアイドルは、なかなかお目にかかれない。

渡邊さんは、他グループでいうところの、
ベイビーレイズJAPANは渡邊璃生のことである。
っていうことだと思ってます。
12歳で加入した渡邊さんは、どう考えてもアイドル向きじゃなくて苦しそうだった。
妙なことを言って周りを困らせ、本人も慌てる。
そんな場面を何度も見てた。
ところがどうだろうか。
渡邊璃生は、正にベイビーレイズJAPANの最大の武器になっている。
変な意味じゃなくて、真っ直ぐな意味で。
小説を書くこと、歌詞を書くことによって周りからの見方が変わったのかも知れない。
妙なことを言っても説得力がある。
世間が、ようやく渡邊璃生に追い付いたんだと思う。
彼女の書いたアンチヒーローは、魂を揺さぶる。
言わなくても分かる。
彼女の想いは、みんなの心の片隅にあることだから、震えちまう。

この日に集まった3000人弱の虎ガーさん。
スタッフさんや、関係者各位。
みんな。
ペンギンリサーチさんも言っていたように、
誰かに言われたわけじゃなくて
来たいから来た人達。
一緒に仕事したいからしてる人達。
これだけの人間が、彼女達の為に動く。
逆に言ってしまえば、ベイビーレイズはこの人間達の人生を少なからず変えてしまったわけだ。
だから、立ち止まっても前に進んでも後ろに下がっても良い。
全てにおいて自信を持って、理由を持って、挑んで欲しい。
それが消極的であろうと積極的であろうと、2017/12/28新木場スタジオコーストに来た人間は、全員味方だ。

ベイビーレイズJAPANの報われない世の中なんて、いらない。

2018年も、頑張って下さい。

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