足裏が疲れやすい?扁平足を知ろう! | 広島県福山市 和整体・整骨院【なごみ日和】

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足の裏の形状が一般とは少し異なる扁平足。生まれ持ったものだと諦めてしまっている方はいませんか?扁平足は場合によっては治すことが可能です。扁平足は軽度であれば私生活に問題はありませんが、極端な扁平足は歩行や運動時に大きな負担がかかってしまうことがあります。扁平足とは一体なんなのか?また、予防や改善する方法はあるのか?お教えしていきます!

 

“扁平足”ってどんな足? 

 

扁平足とは通常の足と違い、土踏まずがない状態である足のことを言います。土踏まずがないことが原因により、足にかかる衝撃を上手く吸収することができなかったり、アキレス腱へ力を伝達することが人よりも難しく運動能力に差が出てしまうことがあります。扁平足になっても足の形が変形しただけで無症状のものがほとんどです。しかし悪化することによって、足の関節や筋肉やアキレス腱への負担が大きくなり、疼痛のような嫌な痛みを感じやすくなったり、激しい運動をすると激しい痛みを感じることがあります。また、土踏まずのある人と比べて足が疲れやすい傾向が出てくることや、姿勢の悪化、外反母趾を引き起こす場合があります。

 

『先天的な扁平足』と『後天的な扁平足』の違い 

 

扁平足には『幼少期扁平足』と『成人期扁平足』が存在します。どちらも年齢により分類されるものであり、少し捉え方が異なります。順に見てみましょう。

 

 先天的な扁平足

 

幼少期の扁平足は、足の靭帯が緩んでいる状態であり、足のアーチが不十分であることを言います。ですが歩行を積み重ねることにより改善されていき、成長と共に自然と足のアーチが形成されていきます。ほとんどの場合は気にする必要はないでしょう。しかし、マルファン症候群や先天性の症状をお持ちの方は成長と共に治らない場合があります。このような場合は他人と比べ歩き出すのが遅かったり、安定感のない歩き方や姿勢になりやすい特徴があります。

 

 後天的な扁平足

 

後天的な扁平足は、長時間の無理な姿勢や年齢が原因により足のアーチを作る靭帯などが損傷してしまうこることが原因で扁平足となってしまいます。特に肥満体型の方に多く発症してしまいます。主に、内側のくるぶしの下に腫れや痛みの症状が現れることが多いです。幼少期の扁平足とは異なり自然治癒することはなく、症状が悪化すれば歩行障害や腰痛など全身に影響を及ぼす可能性があります。

 

扁平足がもたらす身体への悪影響とは? 

 

足の着地時の衝撃を吸収できないため、疲れやすく、スポーツなどで膝や腰を痛めやすいことがあります。また、バランス、姿勢が悪くなり、転びやすくなることもあります。人によっては足首がグラグラする感覚があり、変形性膝関節症の原因になることもあります。

 

扁平足の有効な対策法とは?予防法はあるの? 

 

一般的な対策は有効ではない事が多いです。扁平足の対策として一般的なのは「下がっている土踏まずを支えること」、土踏まず部分が盛り上がっている立体的な形状のインソールを推奨されています。しかし、この対策には問題があります。悪い状態に合わせてインソールを用意するために、改善されることは難しいです。

また靴を選ぶ際には、足裏が疲れやすいため、つい「フワフワしていて足当りの良いもの」を選んでしまいがちです。しかし、足当りの良いだけの靴やインソールだとあくまでクッションの役割しか果たすことができません。柔らかいシューズは4万歩くらい歩くような人が足の疲れを癒やすのには有用ですが、普段から歩行量が少ない方が使ってしまうと、足を支えることが難しく、さらに健康を損ねてしまいます。

ウォーキング用の靴を用意し、毎回、靴の脱ぎ履きに紐を締め直すことが足のアーチを助けることになります。

 

扁平足の予防法!子どものときの予防対策が重要! 

 

足のアーチは9歳〜10歳の間で完全に形成されてしまいます。ですから大人になってからの予防対策は実用的なものはあまりありません。しかし、子どもが扁平足となってしまわないように予防対策を取ることは可能です。重度の扁平足とならないようにするには以下のような予防対策が効果的であると考えられています。

 

 9歳までが大事な「足育」

 

子どもの足は全員が扁平足です。そこから足が鍛えられることによられることによって骨が成長し、足のアーチが作られるようになります。ですから足の育成(足育)を行うことが大切です。しっかりと外で運動させたり、適度な歩行をさせることが重要です。下半身を鍛えることができれば自然と足のアーチは作られていくでしょう。近年では外で遊ぶ習慣がなくなりつつあるので扁平足になりやすい時代とも言えます。極端に運動を行う必要はありませんが最低限の運動は必要不可欠と言えるでしょう。健全な足腰は身体全体によい影響を与えます。歯並びもしっかりと歩けていると整います。

 

 足にあった靴を選ぶ

 

子どもに履かせている靴は、本当に足にあった適切な靴でしょうか?子どもの成長スピードは早く、足もどんどん形状が変化していきます。そんな時、サイズや形状の合わない靴を履いていると成長を妨害してしまったり、よくない影響を及ぼしてしまうこともあります。これは扁平足についても同様です。適切な靴とは、かかとがしっかりとホールドされ、足の形にフィットするもののことです。症状が悪化すれば一生ものとなるかもしれませんので、靴選びは慎重かつ定期的に確認を行ってあげるようにしましょう。俊足は身体に悪いので避けてください。

 

 なるべく裸足で過ごす

 

一般的に、子どもの場合は裸足で過ごすことが偏平足予防に役立つとされています。これは、裸足で歩くことで、足の筋肉が自然な形で発達し、足のアーチを支えるために必要な筋肉や腱が強化されると考えられるためです。また、裸足で過ごすことで足裏にある感覚器が刺激され、足の位置や姿勢を調整する神経系の発達にも良い影響を与えるとされています。ただし、現代社会では、裸足で過ごす機会が少なくなっており、安全上の問題もあります。そのため、室内であれば、足に優しい素材でできた靴下や履物を履くことが偏平足予防につながるとされています。また、屋外で遊ぶ場合は、安全な場所であれば裸足で遊ばせることもできますが、石やガラス片などの危険物には注意が必要です。裸足に近いマンサンダルは有用です。

 

おわりに 

 

足は身体を支える大事な土台。この土台をしっかりケアすることが快適な生活の第一歩です。扁平足は子どもの時の予防対策が重要となります。お教えした予防法をぜひチェックしてみてくださいね。足の健康は、全身の健康に直結します。日々の生活の中で、足を大切に扱い、適切なケアを心がけることが大切です。健康な足で快適な歩行を楽しむためにも、扁平足の予防と対策について意識を向けてみましょう。

以上が、扁平足に関する基本情報と予防・対策についてのご案内でした。足裏の健康は全身の健康につながりますので、日頃から足のケアに留意し、健康的な生活を送りましょう。扁平足の疑いがある場合は、専門の医師に相談することも大切です。あなたの足元から健康が始まります。