「急な坐骨神経痛の時の対処法」についてお話していきたいと思います。
痛みだけではなく、しびれも伴う坐骨神経痛。日常生活に支障をきたすような症状も現れるため、悩まされている方も多いでしょう。昔から腰痛を持っていた方で、新生活での今までと違う体の使い方によって坐骨神経痛として症状が現れることもよく聞くお悩みです。今回はそんな坐骨神経痛に対して施術を受ける以外の対処法について詳しくお教えしていきます。
新しい環境での日常を過ごされている方もいらっしゃると思います。そんな中、これまでの生活と違う身体の使い方から昔から持っていた腰痛が坐骨神経痛としてあらわれ、苦しまれている方も増えてきているようです。動くことが耐え難いほどの坐骨神経痛が出てしまっている場合、デスクワークや乗り物での移動で更に悪化をしてしまうこともあります。
そんな中で、整形外科に行くなり、施術をしてくれる先生のところに行くなりしてなんとかしたい、と思っても画像診断をしてもらって神経痛が治らない薬の処方をされて終わる...なんてことがあります。(かくいうこれを書いている私がその経験者なのです。)
では、耐え難い坐骨神経痛に対して施術を受ける以外にどんな対処法があるのかを列挙し、なぜなのか、どのように取り組むと良いのかを端的にお伝えしていきます。
施術を受ける以外の対処法
- 布団は煎餅ふとん並みに硬い方がいい
夜寝ていて寝返りを打たないと身体が固まり、さらに痛みが増すことになります。柔らかい寝具を使わないほうが、体の負担が減るでしょう。ただし身体に歪みがあると、布団が硬すぎても痛みが出るため、注意してください。当院では高反発のマットレスを推奨しています。ブレ○エアーよりも質が高く値段が半額のものや、寝ているだけで「ととのう」特別なマットレスを紹介しています。是非、ご相談ください。
- 激痛があるなら糖分は摂らない方がいい
糖分を摂取し、身体が分解しようとする際にビタミンBを消費します。これが神経伝達や痛みの物質に関わるため、痛みを助長することになるので控えることがベターです。ビタミンB系のサプリを摂るのも忘れてはなりません。
- 入浴時の座る時間は2分以内がいい
体育すわりのような座る姿勢は坐骨神経痛にはとにかく厳禁です。温まるかどうか以前に座り姿勢がまずいのです。同様に、足を伸ばして座る姿勢も身体には悪影響です。お風呂だけではなく、日常生活でも改善したいポイントに当たります。可能なら正座で過ごすことを推奨しています。
- 車には乗らない方がいい
これも入浴時の座る時間と同様で坐骨神経痛には厳禁。坐骨神経痛の症状がある時はなるべく車には乗らない方が良いでしょう。少しでも負担を減らすために、高反発のクッションを利用できると良いです。
- ソファには座らない方がいい
同じく、ソファに座る姿勢も痛みを助長します。さらに言うと、足の裏をつけない座り方は腰椎に負荷をかけるため、避けたいです。歯医者や美容院で足がつかない椅子に座った後に不調を感じたことがある方は理解が早いかもしれません。対策としては、ダイニングチェアに座り、足、膝、股関節が各90度になるように座れると良いです。
最後に
坐骨神経痛に悩む方々にとって、これらの対処法が役立つことを願っています。日常生活の中で気をつけることや改善策を取り入れることで、痛みや不快感を軽減することができるでしょう。ぜひお試しください。