骨粗しょう症ってなに?今からできる予防対策! | 広島県福山市 和整体・整骨院【なごみ日和】

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『骨粗しょう症』とは、骨の中の『骨密度』が低下してしまう病気です。骨密度が低下することで、通常よりも骨が弱くなり、骨折などが起こりやすくなる病気です。また、女性に多く見られる特徴があるため、女性の方は特に注意が必要です。

今回は、骨粗しょう症の予防法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

甘く見ないで!骨粗しょう症の恐ろしさ 

 

『骨粗しょう症』は、日本国内に約1000万人以上の患者がいるとされる、非常に多くの人が患っている病気です。この病気は、骨密度が著しく低くなるため、痛みなどの症状がなく、発症に気づきにくいという点があります。しかし、身体の骨が非常に骨折しやすい状況にあるため、何度も骨折を繰り返すことで骨粗しょう症を疑うようになるでしょう。このように、『骨が何度も折れることで気づく』ケースが多いため、年齢を重ねた状態で発症してしまうと、体力的にもかなりつらいです。骨粗しょう症が進行する前に、早期発見することが重要です。

 

骨折の連鎖や歩けなくなることも・・・

 

一度骨折してしまうと、無意識に骨折した部位をかばおうとして他の部位に負担が掛かってしまい、疲労により負担が掛かっている部位も骨折する危険が高まります。また、骨密度が通常の人よりも低いため、年齢が50歳以上になると骨折の危険性が高まります。数か所骨折してしまうこともあります。

足の付け根部分を骨折すると、歩行が困難になる場合があります。完治に時間がかかり、1年以上は車椅子生活を余儀なくされることもあります。

 

些細なことでも骨折へと繋がってしまう

 

転倒した際に手を地面についたり、足や腰を強く打ってしまうことで骨折したりしますが、骨粗しょう症の場合は、咳やくしゃみが原因で骨折してしまうことも珍しくありません。骨密度が下がるという恐ろしい病気です。何気なく朝にベッドから身体を起こしただけで腰を骨折したという声もあります。この病気は重症化してしまうと普段通りの生活を送ることができなくなる危険があります。

 

早期発見が大事!どうすれば骨粗しょう症を見つけられるの? 

 

骨粗しょう症は発症後も進行してしまう病気です。早期発見し、治療を開始することが重要です。多くの自治体では、40歳以上の女性を対象に5歳刻みで骨密度の検診を実施しています。お住まいの地域のホームページや広報誌のお知らせを確認し、検診の実施状況を確認しましょう。対象年齢以外にも検診を実施している市町村もあるため、お近くの保健所などに問い合わせて詳細を確認しましょう。検診で骨密度が低下していると判定された場合は、指示された時期に医療機関で診断を受け、治療を進めるようにしましょう。

 

未然に防ごう!骨粗しょう症の予防方法をチェックしよう! 

 

 

食事で必要な栄養素を摂取しましょう

 

骨粗鬆症の予防では、特にカルシウム、ビタミンD、ビタミンKの3つの栄養素が重要となります。骨を形成するためにはカルシウムが必要であり、そのカルシウムの吸収を助けるためにビタミンDも必要です。また、ビタミンKはカルシウムが排尿と共に失われるのを防ぎます。

 

アルコールの過度な摂取は避けましょう

 

適度な摂取ならば問題ありませんが、過度に飲むと、骨を生成する細胞の活動を妨げ、消化器系の働きを阻害し、下痢や栄養の吸収不足を引き起こします。アルコールには利尿作用があり、過剰に摂取するとカルシウムが体外へ排出されます。お酒の飲みすぎは骨の健康にとって良くないので、適度に制限しましょう。

 

自分に適したスポーツや適度な運動を続けましょう

 

じっとしていると骨は弱くなってしまいます。寝たきりの状態では骨の量が急激に減少します。骨を健康に保つためには、歩行やランニングのような骨に適度な負荷をかける運動が必要です。運動による刺激は骨を作る細胞の活動を活性化し、骨の量を増やし、骨折しにくくなると言われています。筋力を向上させ、バランス感覚を高めることは転倒予防にもつながります。無理なく楽しむことができ、続けられる運動を選んでみましょう。

興味深いデータを紹介しましょう。宇宙飛行士が地球に戻ると、自力で立つのが難しくなります。その理由は、無重力環境に長く身を置くと、体が急速に老化するからです。したがって、日常生活で身体をほとんど動かさない人は、骨が弱くなり、骨粗鬆症になりやすいのです。

 

喫煙を止めましょう

 

喫煙は骨粗鬆症のリスクを上げます。タバコを吸うと、骨に栄養を供給する血液の量が減り、骨を形成する細胞が少なくなり、カルシウムの吸収も低下します。つまり、タバコは骨の形成を妨げ、骨の量を減らします。さらに、喫煙はがんや肺の疾患を引き起こす可能性もあり、肌にも悪影響を及ぼします。健康のために、禁煙をお勧めします!

 

転んで骨折を起こさないように、生活環境を整えましょう 

 

骨粗しょう症の怖いところは、小さな衝撃でも骨折してしまうリスクが高くなることです。特に太ももの付け根を骨折すると、寝たきりになるおそれがあります。日頃の食事や運動で骨を丈夫に保つとともに、家の中で転ばないように生活環境を整えることも大切です。

特に高齢になると、自宅で転倒し、骨折する人が増えています。部屋を整理整頓する、階段に手すりをつける、段差をなくす、滑りやすい場所には注意する、など転倒しにくい生活環境を整えることが大切になります。自宅の生活環境を見直してみましょう。

 

おわりに 

 

「予防にまさる治療なし」「転ばぬ先の杖」の例え通り、毎日の食事や運動に気配りをすることが大切です。骨粗しょう症予防は、多くの生活習慣病を予防することにも繋がります。自分に合った適度な運動と1日3食バランスの良い食事を意識して、元気な骨と身体を維持していきましょう!