こんにちは~~!!

ブログ書くの、とても久しぶりです!爆  笑音譜音譜


 


コロナ禍が広まった頃、ソーシャルディスタンスが図れて、刺激的なサイクリングを楽しむ傾向があった(個人的感想)真顔

その中で、「エベレスティング」が脚光を浴びていた
エベレストと同じ標高8848mを自転車で上る事を意味しますが、いくつかルールがある
・stravaに連携させる(承認欲求の為には重要)
・獲得標高8848m(これは当然)
・時間無制限だけど、睡眠を取ってはいけない(休憩や食事はOK)
・1回のアクティビティで終了させる
・1つの丘や山で行う(周回はダメなので、同じ道を何度も往復する事になる)


ルールが頭に入ったら適切なセグメントを検討する
Stravaのプロフィール画面などに「マップ」があるので、そこから「セグメント」を選択するとあらゆる区間が表示されるニヤリ

理想は「車が置ける」「トイレがある」「補給できる」
候補地だけは5つぐらいピックアップしたものの、長時間に及ぶ為、連休が必要になるのだが、連休はほぼブルベに費やしていたので、挑戦する機会がないまま月日は流れていった

5月末
Stravaを見るとLe Colのイベントが発表されていた
「8848m上ったら特製ジャージをプレゼントするよ」
割引とかで販売するいつものアレでしょ?
と、たかをくくっていたが、どうやら本当に「プレゼント」されるらしい
条件は「1回のサイクリングで達成する事」
ブルベ勢が色めき立つびっくり
6月8日、中部の600ブルベは獲得標高9000mクラスだ

イケるかもしれないニヤリ

条件をもう少し詳しく見ると、①stravaはサブスクに入っている事 ②Le Colの会員になっている事

Stravaのサブスクは初回30日無料なので、とりあえず登録
Le Colも勢いで会員登録したウインク

さて、そんな矢先、休日の変更を打診され、6月1日と2日が連休になった
奇跡が舞い降りた
5月31日、仕事しながら「エベレスティング」挑戦の火が点いた
仕事帰りに食料を調達し、自転車を車に積んで慌ただしく出発
故に、走行プランなど全くなかった

コースだけは決めていて、愛知県の最高峰を頂く茶臼山とした
道の駅 あぐりステーション名倉から茶臼山高原 面の木までのセグメントになるが、
参考値は10年前に40分で通過した記録が残っていた


8時10分スタート


脚は軽く、2.5~2.8倍で回していく

 

 


インナーの2枚目(25T)をメインに、休むダンシングを織り交ぜ、心拍130ぐらい
10km/hぐらいは出ていて、青看板,トンネル手前で1本目登頂


35分ぐらい
このセグメントは獲得標高535mのはずだが、手元のガーミンを見ると460m
75mも少ないガーン
17本で完走予定だったが、20本に修正する笑い泣き

1本目を下り、2本目、と思ったが、施設を利用しているので、レストランへ


ご飯モーニングを頂く
これからの事を考えると、ちょっとヘルシーだったかな

3本目あたりからスピードは10km/h乗らなくなってきた
疲労感は無いけど、持続できるパワーが「この辺りだ」と、身体が反応しているようだ


 


5本走り終えて、再びレストランへ


13時頃だったけど、満席状態で、少し寒いテラス席でハンバーグ定食

往復を重ねると路面状況も頭に入ってきた
まず、距離で見ようとすると計算必要になるので標高で見るようになった
630m、スタートライン(の少し下)
840m、1~2%だが平地に思える区間が50mぐらいあるので、脚の回復と補水を積極的に
1000m、路面が悪くなる
ここを抜けると、一瞬1~2%になる
左コーナーを抜けると頂上らしきところが見えるが、セグメントの終わりはまだ先
1100m、トンネル手前でUターン

下りはとにかく路面が悪い
ガタガタ滝汗
橋のつなぎ目でかなり衝撃がある
720mまで下り、右コーナー
左端の走行ラインに居ると道路のへこみでバランスを失いかけるので、

できれば後方確認してセンターライン寄りを走る
信号予告灯が見えたら減速
右側の駐車場に入る勢いでUターンする

これを繰り返す
およそ40分で上り、13分ぐらいかけて下りる
1時間で1本と換算すれば計算しやすい





11本走ったらちょうど日没を迎えた


少し長めに休憩
冬用のジャージに着替え、ジレも着る
寒さで体が震えていたガーン

自販機の前にいるバイク乗りは「ホット無いのかよ~~」と言っていた
激しく同意する!ニヤリ

夜は静寂に包まれた
たまに通り過ぎていく車は峠を攻めるそれらしい車だった
懸念していた獣の類は鹿が一頭横切り、イタチのような小動物が20mぐらい並走しただけで、幸いな事に下りでは遭遇しなかった

失敗したのはヘルメットライトを忘れた事
下りでコーナーの先が分かり難いけど、記憶とガードレールの反射材でクリアしていく

14本終了した23時ごろ、休憩
ポットにお湯を入れてきたのでカップラーメン
ただ、お湯は既にぬるくなっていた

トランポするならカセットコンロと鍋等があっても良かったなと思う

エベレスティングには「6000mの壁」があると言う
6000m過ぎると体が拒否反応を起こすのだとか
私の場合、不思議と疲労感は無かった
きっと、淡々と進んでいたからだろう
出力にあまり変化は感じられなかった

18本目までは一気に

そして休憩は長めの40分ぐらい
補給食はあらかた食べ尽くしてしまったので、コーラ投入
飲み尽くした2Lアクエリアスの代わりに、ポットのお湯をボトルへ

さあ、残り2本プンプン
上り始めてすぐに睡魔が襲ってきた
エベレスティングのルールに「寝てはならない」がある
というか、そもそも寒くて仮眠なんて取れない
用意しておいたメガシャキ投入

が、この直後に事件が起きた
リスタートする為、ペダルを回す
クリートキャッチ出来なかったので、やり直そうと足を下ろしかけたその瞬間、

なぜかクリートがはまった
身体はダンシングのように立ち上がった状態だ
不意の出来事で、車体が左に傾く
身体は硬直したまま何も出来ず、転倒

立ちごけに近い状況だったけど、左足が痺れて立ち上がれない
寝転がったまま数秒
空と木々の境界が見え、夜明けが近付いていると感じた

立ち上がると、左足は痛いけど、ペダルは回せそう
全くスピードが乗らなくなってしまったが、そのまま20本目もクリア
夜が明けた6時過ぎ、ゴール!!

22時間に及ぶ長い戦いを征した

さて、自転車を降りると、左足に力が入らず、ずっと震えているガーン
1歩が踏み出せない
何とか自転車を積み込み、車の運転席に座ろうとするが、左足がステップを越えられなかった

これはヤバいかも滝汗

腰回りをさすっても痛みは感じなかったので、骨には異常無さそうだけど・・・

帰路につくと眠くなってきたので、夏に果物の移動販売とかしている所で少し仮眠
脚の痛みで目が覚める
そして、少し吐き気がする
ガーミンウォッチ見ると、心拍が75!?

完全に風邪ひいたガーン

 

足の痛みは徐々に回復しているものの、回復が遅い

周囲の勧めもあり、2週間経ってやっと整形外科へ

「折れてますね(大腿骨頚部骨折)」滝汗