~自らを差し出す心が愛~ | 第二回日本の看取りを考える全国大会

第二回日本の看取りを考える全国大会

   自宅幸せ死を勧めていくために

島の朝は清く冷たい。その冷たさが私の心を清めてくれる。

今朝も支援者の金子陽紅様から応援ファクスが届く。

朝の定期便になっている。この方は寝た切りの奥様の介護を20年以上もお1人でなさり、私たちを励まして下さる。

 

二つに一つ どちらがいいか迷い道

お風呂に入れるか入れないか

入れてあげたい気は一杯

お風呂に入れるとガクッとくる

その後の事に心配がある

以前お風呂は大好で

湯につかっていると いい笑顔

忘れられない いい笑顔

とても嬉しく楽しそう

その顔思えば 入れたいけれど

ふみいにきけば一番いいが「入る?入らない?」

ふみいはどちらも返事がないの

返事があれば一番いいが 私が決める事になる

清拭をつねに ていねい気持ちよく

やってあげよう やってもらおう ねえふみい

これでいいね ねえふみい

 

朝礼で皆の前で読み上げ心に落ちていく。「愛は近きより」と言う言葉を実践なさるこの御方の教えも幸齢者様あればこそ。重度障害をお持ちの幸齢者様を、心の中に受け止める。深く深く受け入れる。そこから産まれる愛。自らを差し出す心が愛の根だと教えた幸齢者様に感謝 合掌