ご訪問ありがとうございます。
NPO法人日本ウーマンプロジェクトの
毛利理恵です。
前回の記事「どうしたら自分を好きになれますか?」には、沢山の反響をありがとうございます。
自分を好きになれない、自己否定が多い方の特徴として、
「人目が気になる」
「人からどう思われるか気になる」
というものがあります。
人からのマイナス評価が怖いんです。
こう思われたんじゃないか。
こう思われたらどうしよう。
…。
発言するのもためらわれ、質問すらできない。
肩身が狭くなる苦しさ。
人目が気になる方の辛さは、よくわかります。
子どもが生まれると、更に人目が気になるようになります。
子どもの評価までが自分の評価に感じてしまうから。
人目が気になる恐怖
私たちの性格は、幼少期の環境の中で習慣づけられ出来上がります。
人目が気になる人の多くは、幼少期に親の目(評価)を気にしてきた人です。
いつ怒られるか分からない恐怖。
なんで怒られいるのか分からない切なさ。
頑張っていないと喜んでもらえない。
頑張らない自分には価値がないという感覚。
幼い頃に、親を不快にさせる自分や親を喜ばせられない自分には価値がないと感じてしまったのかもしれません。
その感覚がひどいと、他者の評価を自分の存在意義にまで繋げてしまって、評価がもらえないと消えていなくなりたい衝動まで生まれてしまうこともあります。
私はいない方がいい…
消えていなくなりたい
ってね。
苦しいね…。
本当は自分が悪かったわけでなく、ただ親の心にゆとりがなかっただけなのに…。
あなたの存在そのものに本当は価値があるはずなのに…。
人からどう見られたい?
人にどう見られるか気になる恐怖は感覚的なもので、条件反射的に感じてしまうイヤ~な感覚。
その感覚をどうにかしたいと思っていても、具体的にどう見られることが嫌で、どう見られたいかを考える機会は少ないと思います。
考えるとしたら、「〇〇と思われたのではないか」という不安かな。
「〇〇と思われたのでは?」と思うということは、自分自身が自分のことを〇〇と思っているということ。
自分で自分のことを〇〇と思っていたら、他人にも同じように思われてもしょうがないんじゃないかな?
もっと言うとね、〇〇な自分はダメと思っているということ。
ダメではないのに。
例えば、「躾のなってない親と思われたのではないか?」と感じたとしたら、自分で自分が躾がなってないと思ってるってことね。
でもね、実際は精一杯できることしてるんじゃないのかな?
頑張り過ぎて、疲れちゃって、思い通りにならない我が子にイライラして、そんな自分がまたダメだと思い込んじゃってるんじゃないのかな。
躾がうまくできない自分でもダメじゃないよ。
精一杯子育てを頑張っているんだから。
まずは頑張ってる自分を認めてあげて欲しいです。
するとね、「頑張れてないんです」
な~んて言う人がいます。
それを聞くと思います。
えっ、もっと頑張れるの?
もっと頑張ったら潰れない?
頑張りすぎだから、心にゆとりがなくなってるんじゃないの?
自分を追い込むことはもうやめて、苦しい精神状態の中で頑張ってる自分を認めてあげて欲しいな。
あなたの味方は…
幼い頃、頑張っても頑張っても認めてもらえなかった。
その感覚が、自分を認めることの邪魔をしてる。
心がいっぱい、いっぱいになってるとき、
「充分がんばってるよ」
自分に声をかけてあげて。
「そんなんではダメ」
「もっと頑張らなきゃ!」
なんて自分を追い込むことはしないで。
できないときもある。
誰にでも苦手はあるよ。
充分頑張ってる。
大丈夫。
あなたの味方は自分自身。
そう思えるようになると、まわりの目は気にならなくなっていきます。
自分の存在が人目で左右されない人生になりますように。
●理想の自分でなくても、精一杯やっていることをまずは認めよう。
●他者からもらいたい言葉を自分で自分に与えよう。