もともと好きでしたが
最近はちと中毒気味。
お香。
アロマしかり、自然の香りしかり、
嗅覚への刺激はどストレートに
幸福感を感じさせてくれます。
お気に入りのお香は長く愛用していて
それでも全く飽きない、なんなら
ますます手離せなくなっている
松栄堂さんの 「堀川」
理由はなく、とにかく好き。
以前、松栄堂さん主催の聞香(もんこう)を
体験する会に参加しました。
格式ばった香道の席ではなく
香道についてお話や、簡単な作法等を聞きながら、
伽羅や沈香といった香木の香りを聞く会。
香りを聞く時の独特のスタイルをざっと教えて頂き
見よう見まねで、それらしく・・・ お上品に・・・
その時の自分を見てないのでわかりませんが
気持ち的には優雅なご婦人気取りで。
香木にもよりますが、どれもほのかな香り。
もっと強い香りをイメージしていて、
実際の香りに驚く方も多いんだとか。
そして香り自体も長くは持ちません。
この時の沈香は「一分が勝負」と言っていましたから
はかないものです。
そのはかなさの中にある奥深さを存分に味わいました。
ものすご~い深呼吸で・・・
アロマの香りも大好きですが、それとはまた違った、
記憶を遡るような不思議な香り
あたためることで本領を発揮する香木が
聞香に適しているこいうこと。
日本に生息する木は、それだけで強く香るものが多く、
亜熱帯地方の厳しい環境に耐える強い木に
比べると弱いんだそうです。
ひばとかヒノキ、杉なんかよさそうですけどね。
とは言うものの、和の香りも聞きたいので
自己流で挑戦してみようと思ってますけど。
この会では、もれなく和菓子も頂けます。
終了後も、講師の方、お店の方に色々と
やさしく教えて頂き、「空香」という焚き方で
白檀を焚いてもらいました。
この香りもどこか懐かしく心の奥にズンと深く響くようで
思わず目を閉じて味わいました。
今朝の朝茶も堀川とともに