一期一会 | さつきmayのブログ

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日々の出来事を綴ります

とても長い一時停止の日記です


登山の記事を良く書かれている

ブロともさんの記事を読みながら

いつか、高尾山に登ってみたいと思っていました


予定していた金曜日は冷たい雨ふり

変更して、翌日登りました

空は青く、富士山が見えるといいな、と

ワクワクしながらケーブルカーで登ると

高尾山駅は、雪景色でした



一番無難なコースを登りました
とても綺麗に整備されていて、驚きました

山頂から富士山は、こんな風に、見えるのですね


しかし、お天気は下り坂だったので
雲におおわれ、富士山は見えませんでした


写真を撮っていただけますか?と

近くにいた、ご婦人にお願いしました


どちらからですか?


四国の徳島です、ご存知ですか?


え~

私、主人の転勤で、30年前に3年程徳島で住んでいたんですよ

今でも、お友だちが、スダチを送ってくれるんですよ


そこから、会話が弾みました


ご婦人は、私より10歳ほど上で

高尾山に定期的に登られているそうです

ご主人が、2年程前に亡くなり

悲しみに伏していたのですが

これではいけないと、高尾山に登り

素晴らしい景色を見て、元気でいなければ、と、その後、定期的に登られるようになったそうです

今日の雪景色は、初めてよ、綺麗ねと

おっしゃってました


コロナ禍のご主人の闘病生活の事

亡くなってから、携帯に残されていた

ご主人の留守番メッセージを偶然聴くことができ

どんなに大切な人だったか、

こんなにも、好きだったのだと、知ったこと


話をうかがいながら、涙がこぼれてしまいました


その日の夕方、NHKホールでの観覧は

同行者1名、オッケーでした

お近くなら、誘ってみようかな


思いきって、お住まいを伺いました、

お住まいは、中野区でした


観覧当選ハガキをお見せして

今回の目的は、NHKホールなんですよ

もし、よろしかったら、ご一緒しませんか、とお誘いしたら


えー、いいんですか?と、お返事してくれたので


では、18時半に、ホールの玄関で

待ち合わせしましょう

もし、やっぱり、行くのをやめようと

思われても、それで構いません

無理なさらないでくださいね


そうお伝えして、山頂で別れました


そして、18時半、ご婦人とホールの玄関で再会、


席は、3階でしたが

のど自慢チャンピオン大会を楽しく観覧しました

二人とも、中島みゆきさんの地上の星を歌った婦警さんがよかったね~と

意見一致でした

生放送なのに、収録の緊張感がないなぁと、感じました

皆さん、すごく堂々と歌ってらっしゃいました


郷ひろみさんと、水森かおりさんが

収録終わってから

オーケストラの方々にお礼を伝えていたのが印象的でした


収録が始まるまで、たくさんお話をしました

ご主人との馴れ初め

ご主人が、ご婦人の出身鹿児島へ赴任したときに知り合い

3年間の文通を経て、結婚されたこと

自身ご両親、旦那さんのご両親を

介護して、看取ったこと

私より10歳ほど上だったのですが

お若く見えて、お声も若く、姿勢も良いのは、

スイミングに通っているからと判明

美術館にも良く行くそうで

都会は、いつ行っても人でいっぱいなのよ


私も良く行きます

藤田嗣治とユトリロが好きなんですと話したら

私の知らない二人の経歴などを

話してくれたのです

こんなお話ができるなんて、と、感激でした


バスの時間は大丈夫?

私は、最後までいなくていいのよ

お心遣いをしていただきながら

最後まで観覧しました


帰りは反対方向でした

お互い、名前だけは名乗りましたが、

連絡先は交換しませんでした


一期一会だけれど、今夜の事は決して忘れないからね

あなたも、元気で、楽しく過ごしてね


おみやげに、高尾山の焼き栗をいただいてしまいました

私も、三浦半島のおみやげを渡そうとしたら

そんなの、いらないのよ、おうちに持って帰ってあげなさいと

受け取ってくれませんでした


私も、ご婦人の事、決して忘れません


一期一会の思い出が、心を豊かにしてくれます

文句ばっかり言わずに

楽しく、元気で、過ごしたいです


長い長い備忘録になってしまいました

読んでいただいて、ありがとうございます


3月もあと1週間です

桜の開花を楽しみに過ごしましょうニコニコ