ほら、これ舞曲がもとだし。私の印象とかそういうのって、舞曲と全然関係なく、曲そのものの印象だけなので、それじゃどうもマズイらしいのでね。
で、youtubeで実際のダンスを、アルマンドとジーグとなぜかシャコンヌについて見てみたんだけど、
「?」
って感じ。 なんか、大して個性の違いを感じませんがな。二人で踊るダンスと一人で踊るダンスの違いはわかりますが、全体的にぬるい印象。チャイコフスキーのくるみ割り人形ってやはり凄いなーと、変な感想を持ったり。
貴族の踊りだから上品で抑制の効いたものなのでしょう。服装もジャラジャラしてるし、カツラが飛ばない程度に上品に。
でも、つい、年末年始によく見るシュトラウスのワルツとかのイメージがあったりするもので、このある意味素朴なダンスにはちょっと、あっけにとられるというか、私なんぞにそこまで言われて、彼らも立つ瀬無いな~、というか(なんのこっちゃ)
この手のものって、本を読み込むように、何度も見て感覚を掴まないと、良くわからない類いのものではないかと思います。よく出来たエンターテインメントとは全然違うというか。
ジーグは、テンポが速く快活で明るくハッピーであるのだそうですが、パルティータ第6番のジーグを、何の予備知識も無く聴いた私にはそんな感じには全然聴こえませんでしたがな。
「そう聴こえなかった自分の無知さ加減を知れーーー!」 ってイカヅチが落ちてきそうですが、そう聴こえなかったものは仕方ないですよね。現実なんだから。
動画のダンスは伴奏がピアノではなかったので、印象が更に違ったのかもね。なーんか、ピリッと来ない。
現代とは刺激の量がマッタク違った時代のダンスなのだから、仕方ないのでしょう。
”ビート”っていうけど、そんなにきませんし、あの”ステップ”も目を凝らして見ないとなんだかよくわからないけどね? これも無知さ故でしょうね。
この時代は日本の時代で言えば元禄の頃だそうですが、私的には平安貴族の世界のような感じがしましたね。 その生活テンポに自分の感覚を調整して、このダンスを見ないと、きっとよくわからないんだろうなって、そういう感想を持ちました。時代を捉える目盛りが全然あってないというか。私の勉強不足ですね。
ま、私達としては、バロックの『舞曲』というものをもっと掴むよう努めなければって、そういうことです。
分かった事は、『物凄い見当違いしてるみたい、わたし。』
ある音楽家の方が、17世紀の頃の音楽を簡単に解説して下さってました。奨学金でドイツで勉強されていたチェンバロ奏者の方です。
上手く引用できてませんが、下記のアドレスにいけば読めます。
こういうジャンルについての知識を持っておかないと、見当違いの音楽になっちゃうんだろうなあって思いました。
http://www.cembalonko.com/genre2.html
引用
ジャンル
* * *
17世紀までは、オルガン・チェンバロ・ク
ラヴィコードいずれの鍵盤楽器でも、同じ音楽を共有していました。つまり、この曲はチェンバロの曲、この曲はオルガンの曲、っていう区別がなかったのです
ね。17世紀後半から、それぞれの楽器の語法が分かれ、それぞれの楽器にふさわしい音楽となっていったというわけです。
この時代は良くも悪くも、その楽器らしい音
楽を、まだまだ模索している最中だったので、同じジャンルの音楽が、国によって違った名前で呼ばれていたり、また、同じ名前が、ちがうジャンルに同時に使
われていたりします。たとえば、「パルティータ」という名前は、J.S.バッハが作曲したものは、組曲(舞曲=踊りの曲の集まり)ですが、イタリアのバ
ロック初期のジャンルでは、変奏曲のことをこう呼んでいます。
もうひとつ、この時代のおもしろいところは、国(地域)によって、特徴がはっきりしていること。ある国で書かれたジャンルが、他のある国では全く書かれなかった、なんていうこともあったりします。
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1. |
対位法の音楽―フーガにつながる |
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ティエント(西・伊)、リチェルカーレ(伊)、カンツォーナ(伊)、ファンタジア(英)、フーガ、など |
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2. |
走句的音楽(純粋に器楽的な技法を追求したことによって生まれた、自由な形式の楽曲)―プレリュードにつながる |
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トッカータ、プレリュード、など 注)トッカータと名の付く楽曲は、走句的な部分と対位法的・またはホモフォニックな部分が交互に現れる作品が多い。 |
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3. |
舞曲(踊りの音楽、またはそれから発展したもの)―組曲につながる |
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パヴァーヌ、パッサメッツォ、パドヴァーノ、ガリアルド、サルタレッロ、アルマンド、クラント、サラバンド、ジグ、ブレ、メヌエット、パスピエ、など |
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4. |
定旋律(cantus firmus)による楽曲(形式のモデルは声楽曲、c.f.はグレゴリオ聖歌などによる) |
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イン・ノミネ、プサルム、ミゼレレ、など |
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5. |
変奏曲
ディフェレンシアス(西)、パルティータ(伊)、ヴァリアツィオ/ヴァリエーション、など |
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グラウンド(英)、パッサカリア、シャコンヌ、など |
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6. |
表題のついた描写音楽(主にフランス18世紀、F.クープランなどの作品) |
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7. |
コンチェルト(2段鍵盤の機構を利用、J.S.バッハは、他の作曲家の協奏曲を、チェンバロ・ソロのために編曲) |
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8. |
ソナタ(ギャラント様式への傾向。2部形式・単一楽章の楽曲―D.スカルラッティー、A.ソレルなどの作品。多楽章の楽曲―C.Ph.E.バッハなどの作品。古典派以降の、ソナタ形式による「ソナタ」とは区別して扱う。) |