昨日の「真田太平記オープニングテーマ」のチェロ。

まるで、呼吸をしているかのようなチェロの演奏。音の魅力、存在感が圧倒的。

ボーイングとかあるそうですが、私は弦楽器を弾いた事が無いのでまったく知りません。

だけど、あの、前に乗り込みながら次のフレーズに入って行く感じ。 素晴らしいのひと言です。

この、前のめりな演奏(?)は、先生から昔、随分うるさく指導されました。 

私は、「確かにそう意識した方が生き生きするし曲が停滞しない。凡庸にならない。」とは、思ってましたが、

この井上氏のチェロを聴いて、その説得力、聴き手を掴んで離さない魅力に深く感動しました。

聴き手が曲を「聴いている」という状態に留まらず、「存在を感ずる」、「息吹を感ずる」演奏なのだと思いました。

以前、世界観、と書いた事がありますが、それプラス”存在”なのだとも思いました。うまく言えませんが。

林光氏のメロディーの哀愁を帯びた雄大さ、底流に流れる日本的な感覚、、、魂を感じます。

途中、バイオリンとチェロの二重奏になります。 林氏のメインメロディーに圧倒的存在感と説得力があるので、

このバイオリンのメロディーが大変効果的に絡んできます。 素晴らしいです。 

このバイオリンはどなたが奏でられているのでしょう。。。。 

この曲をこの世に送り出す産みの苦しみがあったのではないかと想像しますが、作曲家、演奏家、それぞれに宿る確固たる魂を感じました。

作曲家によって産み出された素晴らしい曲が素晴らしい演奏家によって魂を込めて奏でられ、名作が生まれるんだと思いました。