ぽ介が大好きな回転すし屋さんがあります
いつも混むのでネットで予約を入れてから行くのですが、いつも行っている店は遅い時間までいっぱいになっちゃってて
それでもそのお店に行くのを楽しみにしていたぽ介のがっかりした姿を見て、主人が他の店舗を検索
かえってぽ介がごねてくれればいいんだけど、「仕方ないね、いいよ」といいつつ、布団に顔を押し付けて泣き声になるのに主人は弱い
被災地に近い店舗で予約がとれたので、ちょっと遠いけれども行ってきました
主人に「津波被害にあった所に近い」とは聞いていたのですが、お店の周りは普通の生活のよう
道路沿いのお店もほとんど営業しているし、住宅もそんなにひどい被害は見られず
でも車を降りたらなんともいえない臭いがただよってきました
「これ、津波の被害の後の臭いかな」と主人と話し合い
予約無しの方は40分待ちになっていましたが、予約時間ちょっと前に行ったのでほぼ待つ事もなく席について楽しく食事
美味しくいただいていたのですが、途中から主人がくしゃみ連発し始めまして
「風邪ひいたんじゃないー」
とか言いながらも食事終了
会計をして出る頃、今度は私とぽ介が目が痒くて仕方なくなってきて
うちは全員アレルギー家族
近くにアレルギー源になる植物なんかが生えているなら仕方ないけど
もしこれが津波被害のところから流れてくるものに対応してしまっているアレルギーだったら、この周辺に住んでいらっしゃるアレルギーを持っている方、大変だろうなあ…
もう外は真っ暗
来た時と違う道を家に向かって走っていたのですが、暗くて寂しい感じで
「この道、前は明るくて走りやすい道だったんだけどな」と主人が言いだして
「左の方、全然灯りがないのは津波がこのあたりまで来たからだ、きっと」と一言
ぼんやりと暗いなあと感じてはいたのですが、道が分からない私はそういう所なのかな程度に思っていました
聞いてから見て見ると灯りのついていない建物がずっと並んでいて
外出の人が多くて灯りがないのでも、工場などで休みだから灯りがないのでもなく
不在の人が多い住宅地でも外灯などが見えるし、工場が休みでも何らかの灯りは付いているけどそういうものさえ一切ない
時折見える灯りがとても寂しいんです
以前の景色を知っている主人は耐えられなかったようで「来たときの道にもどるぞ」と方向を変えました
あの暗かった場所にあった生活はどうなったんだろう、どうなるんだろう
あそこから海に近い場所でも半年前まではみんなそれぞれ生活していて
私たちのさっき行った回転すし屋さんにも家族や仲間と行ったりして楽しんでいたのかもしれない
どうか、一日も早く、あの臭いのない生活になりますように
どうか、あの灯りの消えた場所に住んでいた方々が少しでも新しい暮らしを楽しく感じていけるようになりますように
そう思う他に何もできず帰ってきました
せめてあの道を忘れずに自分のできることに気付いて、行動していかなくちゃ