「スキップとローファー」を

最新刊の12巻まで読みました。

最初は面白かったけど、最初だけだったなぁ
…という作品はよくあるけど
「スキップとローファー」は進むに従って
より深く、より面白くなる。

完全にハマった。


登場人物たちの揺れ動きが非常に丁寧で
小さな葛藤や嫉妬など思春期に誰でも経験することを
日常の些細な出来事を通して見事に描いている。

そして、物語を進める為の悪役というのが

出てこないのもいい。
すれ違いだったり、不器用さだったり
人間の些細な感情から生まれるズレが

時に相手を傷つけてしまう。

それは、決して単純な悪意ではない。

この先、どこに物語は進んでいくのかわからないけど
とても楽しみだ。