フジテレビは、元タレントと女性社員をめぐる一連の事案で
港浩一前社長、大多亮元専務に対して
50億円の損害賠償を請求する訴訟を起こしました。

フジテレビが被った約453億円の損害の一部であるので
巨額ではあるが妥当であるともいえる。

これに対して日枝、中居、幹部Bについても
訴訟しろという声もあるが
それはちょっと違うかなと思う。

日枝氏はグループのトップではあるが
今回のは、経営判断の誤りに対しての訴訟である為
それを判断をする立場に居た社長と専務が対象となる。

そして、中居と幹部Bが起こした問題が

発端であったとしても
正しい経営判断をしていれば
ここまでの問題になることはなかった。

つまり社長らは、事案を知った時点で

中居との契約を打ち切り、
幹部Bを速やかに降格等の処分にすれば良かったのだ。


しかし、社長と専務は全く動かない。

グループ会社の誰にも報告をせず
コンプラ室にも相談もせず
中居にも幹部Bに一切も何もしない。
ただ、時が過ぎるのを待っていただけ…。

これが経営判断の誤りであるとされているのだ。

とうぜん、二人は50億円なんて払えないので
払えるだけで勘弁して貰うということで和解になる。


もう一つ、中居に対しては何もないのかというと
そんなこともない。

経営判断の件とは別に、中居に対してもフジテレビが

訴訟を起こす可能性は十分にあるだろう。