NetflixのWBCの日本での独占放送権獲得は
高齢者の視聴者獲得が目的と言われている。
Netflixの加入者数割合で最も多いのは30~49歳。
最も低いのは65歳以上であるため
高齢者に人気の高い野球は視聴者獲得に適しているのだ。
Netflixの月額の最低金額は、広告つきで890円。
この金額は大した問題ではないかもしれない。
高齢者にとっては、この金額以上にハードルが高いのが
「ネット視聴」である。
そもそも高齢者世帯だとネット環境がないことも普通だ。
その人達が野球を見る為に、
わざわざネット環境を整えるのかは
かなり懐疑的である。
一方で、前大会は独占ではなかったが
Amazonプライムビデオが配信したWBC決勝戦は
同サービスの配信の中で歴代1位だった
…との例もある。
Netflixは、WBCによって一時的に
50~100万人くらいの新規加入が見込まれると思うが
それがNetflixが支払う中継料に見合っているかは
まだなんとも言えない…。
更に言うと、準々決勝以降はアメリカで行われる為
試合は、ほぼ平日の午前中である。
前大会は、決勝が春分の日だったので高視聴率だったが
今回はそれもない為、
見れるのは春休みの学生とヒマな高齢者くらいだ。