「舟を編む」が最終回を迎えました。

前にも書いたけど、残念な今クールのドラマの中に
このドラマがあって良かった。
言葉の持つ力を、丁寧に描いた名作でした。

単なる「ものづくり」だけの物語ではなく
それぞれのキャラクターが抱える内面的な悩みと成長を

言葉への情熱と絡みながら描いていた。

言葉って表現ひとつで伝わり方が全く変わる。
大切な人には、大事に選んだ言葉を紡ぐ。
だから言葉の選び方で、想いも伝わる。



現在も、情熱をもって作られている辞書だけど
そんなに遠くない未来に無くなるのだろうなぁと思う。

もちろん、辞書には辞書の素晴らしさはあるのだけど
どうしたって便利なモノには負けてしまう。

今ですらネットがあってAIがある。
よっぽど高齢者でもなかったら
それらを使って調べてしまう。

ドラマの中で、堤真一演じる社長は
紙の辞書は止めて、デジタル化一本にしようとするが
デジタル辞書ですら残るか分からない。

つまらない世の中と思いつつも
合理化には勝てないな…とも思う。