「しあわせは食べて寝て待て」は
病気を抱えながら静かに生きている女性の物語。
解りやすく感情を表に出さない役こそ難しい。
桜井ユキの表現力があってこそだ。
彼女は、遅咲き女優と言われるが
そもそもスタートが遅かった。
ちゃんと芝居を始めたのが23歳。
最初は、マネージャーに
オーディションを受けさせて貰えないくらい
演技が酷かったとのことだ。
24歳くらいから石丸さち子が主宰する
「俳優私塾POLYPHONIC」の稽古場に毎日通い
本格的に芝居を学んだ。
小さな仕事をコツコツこなしているウチに
30歳くらいから売れ始めて、映画初主演も果たす。
32歳には、NHKの「だから私は推しました」で
連ドラ初主演も果たした。
東京03の角ちゃんとのCMも話題になった。
「コンフィデンスマンJP」のギンコをやってたのが
ついこの間のように思う。
役を選ばない細かい仕事の積み重ねと演技力が
評価されたということだろうね。