「カムカムエヴリバディ」コンビの
松村北斗と上白石萌音の映画「夜明けのすべて」。
パニック障害とPMSという
心の病を持った二人の交流を描いた作品だ。
何が起きるわけでもなく坦々と描かれる日常。
でもまるで退屈にならない。
お互いが助け合いながらの絶妙な関係性が
とても心地いい。
もっともっと二人を見ていたいと思わせる。
心の病は、終わりも見えないし
これといった解決策もない。
目の前のことと向き合って生きていくしかない。
そんな現実を正面から描いた
とても良い映画だった。

そう思うと日本アカデミー賞の最優秀作品賞が
「侍タイムスリッパー」というのは
なんだかなー…と日本人として恥ずかしく思ってしまった。
